2017年12月30日土曜日

2017年 ありがとうございました





日本で年末年始を過ごすと
日本人は 歳末や新年の行事を大切にする民族だなと感じます。

今まで 何回かインドで、
一度だけスペインで、年末から年始を過ごしたのですが、

スペインでは、もちろん新年のカウントダウンもありましたが、
クリスマスの雰囲気がまだまだ強く残っていて、
改めて新年だから用意する何かがあったという感じでもなかった気がします。
場所にもよるのかもしれませんが。


インドは(昨年もインドでの年越しでしたが)、
とくに祭事ごとはヒンドゥーの暦に倣うのが主流なので、
太陽暦の新年行事は カタチだけといった感じ。
新年への入れ込みは日本人と温度差が結構あります。

インドでの年越しも それはそれで良いものですが、
12月や1月の雪景色とともに迎える新年は
やっぱり日本で過ごすのが 個人的には好きです。



今年は家族で仲良く胃腸炎にかかりながら…
バッタバタの引越しとインドの荷造りを済ませ、
京都にてようやくひと息、大晦日と新年を迎えることができそうです。


土のメルマガでは一足お先にご挨拶させていただきましたが、
ブログではこの場をお借りして 皆さまへ今年最後のご挨拶とさせていただきます。

皆さま、2017年も大変お世話になり、ありがとうございました。

サポートの行き届かないところも多々あったかと思いますが、
皆さまの温かいお気持ちとご協力に救われて、
一年無事に活動を終えることができました。

本当にありがとうございました。

こころより感謝を申し上げます。





2018年は、1月〜3月下旬まで またインドです。
更なる学びを深め、
またいつか みなさまにお伝えできる日を楽しみに、精進して参ります。

またこちらでも近況報告いたしますので、よろしければご覧下さいませ。



 ↓ ↓ ↓ その他のお知らせ ↓ ↓ ↓

2018年 2月13日〜3月15日迄 
茨木市で開催中のアーサナクラス(講師 Hiroko)を
おやすみさせていただきます。
(2月ラストクラス:2月10日(土)/  3月スタートクラス:3月17日(土))

レギュラー会員の方は期間中おやすみとなりますため、
ご不便をおかけし誠に申し訳ございませんが、ご理解いただければ幸いです。
チケット会員の方は、上記期間の有効期限の引き延ばしをさせていただきます。
Hirokoまでお尋ねください。


●今年開催いたしました、
アーユルヴェーダ栄養学講座・女性にまつわる症状別講座の受講生のご感想の一部を、Blogにアップしております。

参加者の方々の学びの姿勢や視点が、少しでも多くの方々の気づきに繋がればと願っております。
よろしければ どうぞご覧下さいませ。









春以降は、智頭教室オープンに向けて整え、
すこしでも早く皆さまにお越しいただけるよう準備していきたいと考えています。



来年からは、これまで10年間のヨーガ堂・土の歩みをベースに、
いままでとは異なる学びとシェアのアプローチを行っていきます。


また順を追って ご報告させていただきますが、
土のメルマガにメールアドレスをご登録いただければ
活動の最新情報を一足早くお伝えしていますので
よろしければ 「つちとも」になってくださいね♩
当HPから登録できます。「購読」となってますが、無料ですよー)




最後になりましたが、改めまして、みなさま 今年もありがとうございました。

次なる年も、ご縁つながる方々と、多くの気づきを共に分かち合えますように。
2018年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。



みなさま、季節柄、体調には十分に留意され、
健やかな そしてこころ穏やかな新年をお迎えくださいませ。



May Guru's Blessings be with us all always.













2017年12月21日木曜日

2017年 Ayurveda 女性にまつわる症状別講座のフィードバック




今年開催した、女性にまつわる症状別講座、ホームレメディ編。

7ヶ月にわたる月一の講座でしたが、多くの方にご参加いただきました。

ありがとうございました。


講座を終えてのご感想の一部を 掲載させていただきましたので
どうぞご一読ください。


Web掲載に御協力いただきました受講生の方々へ、感謝申し上げます。


(以下、順不同)
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全体を通して、自分に関係するところも多くどれから実践すべきが迷います。
1つの症状が1つの原因であることは少なく関連性があると思いますが、
それを自分の中で整理し繋げていくことを楽しみながら生活をしていきたい。
ハーブティは馴染みがなかったのですが、効率よく、安全に、
自分の生活の一部にしていけたらよいなぁと思います。
サプリメントも色々思うことがあったのですが、安全と安心を確信できるものならば、助けてもらえるよいアイテムだと思います。

たくさんある症状でも、観察していくと自分の考え方のクセが大きく関係し、身体に、心に現れてくる。
そのクセを理解するためにも、自分のプラクルティとビクルティを注意深く観ていけたらと思いました。
身体に症状が出るとそこに固執し始める。
原因を探さず後回しで。
その責任を心と身体が代わりにとる。
心にも身体にも申し訳がないと感じます。

この世に”薬”というものは、本当はないのかも知れません。
1つとして無くてよいものも、ないのかも知れません。

待っていた症状別の講座でした。
受講する方は大変でも1回数時間ですが、資料を起こすまでの作業はどれだけ掛ったかわかりません。
なな先生、たけし先生、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
[H.I.様]

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日々の暮らしの中で、少し身体が不調になったり…心身のバランスを崩したりは誰にでもあること。

ヨーガを教える仕事に就いて、生徒さんからも時々そんな悩みを聞くことが増えてきています。

完全に治すことはできないけれど、その不調を軽減するアドバイスができたらと思い、この講座を受けました。

講座内容は、身近にある便秘や冷え性、頭痛や不眠など、また女性にまつわる乳腺トラブルや不妊、更年期障害など様々な症状について、アーユルヴェーダではどう対応していくかを学びました。

こういった症状の主な原因は、ほぼ誤った食事。
食べ過ぎや食べ方、組み合わせ。そして生活スタイルの乱れ。ストレス。ヴァータのインバランス。みんな無理しすぎなんですね。そこを正すだけでもこういった症状になる前に防ぐことができる。
もし症状が出たとしても、ハーブやスパイスを取り入れた食事や、運動、オイルケアなどで軽減することができる。症状が重くなって病院に駆け込むのではなく、その手前に自分でできることをやり、自然の力を借りるというのがアーユルヴェーダの特徴なんだと思います。
そういった具体的な処置法を学ぶことができてよかったです。お店ですぐ買えないハーブなどもありますが、用意しやすいものでまずは始めたいと思います。

学べること自体ありがたいですし、同じ時に一緒に学べた仲間も想いをシェアしてくれてありがとう!

そしてなな先生、いつもありがとうございます。
[C.Y.様]

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インドでの体験をもとに、より深くアーユルヴェーダについて知りたいと思い、
今回ホームレメディーの講座を受講しました。
頭痛や女性特有の症状など、興味深いテーマが多々ありました。

実際に受講する中で、ほぼ全ての症状の原因に過食、食事内容、ストレスや生活スタイル等があり、
今まであまり重要に考えたことのなかった「食事」をより意識するようになりまた。
もちろんそれだけではなく、講座を通して、ハーブティーやギー、オイルなどを使用しての予防法を知ることができ、自分の中での各症状に対する意識や対処法変がわった気がします。
またアーサナーのクラスで行っているポーズにも、意味があることを知れて良かったです。
知らずにアーサナーのクラスに参加するのと、知っていて取り組むのでは、意識や取り組み方が違う気がします。
インドで体験したことを、ホームレメディーのクラスで知識として学ぶことで、
より深く自分の中に落とし込めたように思います。
常を過ごすなかで、少し考え方わりました。
半年間の講座を通して、得心できたこと、とても良かったし、自分自身のプラスになったと思います。
(匿名 様)


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今回初めて講座に参加させて頂きました。

巷に溢れる健康情報に何を信じていいのやら判らない時代に生きている私達。
ヴェーダの言葉やヴェーダンタの教えの中に真実を感じる毎日の中で、恐らくここにすべての
真実があるだろうと、初めて踏み込ませて頂きました。
サンスクリット語で書かれた処方箋を基に混合されているというアーユルヴェーダのハーブ。
アーサナと直結した身体を整える方法。腑に落ちる内容ばかりでした。

この講座を通して、一番変化したのは、食べ物に対する意識。
市販のお菓子類から遠ざかるきっかけを頂きました。忙しい毎日の中で、小豆を煮たり、
手作りをお 菓子を食べる中で、白砂糖の常習性から抜け出る事ができました。
本当に欲しくなくなるのですね。バイラーギャ、無理やり身体から引き離すのではなく、
自然に手放せた感じがします。

年頭に立てた私の今年の目標は、ギータの15章を食事前にチャンティングできる自分になること。
お腹がすいて、食べ物を目の前にしたときに、見失わない感謝の心。
お恥ずかしい話ですが、今もまだ全然できていません。が。。。。
せめて最後の部分だけでも。。と頑張っています。そして、それが出来てお食事を頂いた時の味わい深さは、
その行いの大切さを痛感します。

食べ物で身体はできているという、事をこの講座で学ばせて頂い た事で、その目標に一歩近づけました。

来年は、「自分自身の身体を知る」そして、その上に自分を整えるための生活をしていく。そんな年にしたいと
思っています。その為にはまず、自分のドーシャを正確に知りたいと思っています。

まだまだ知らない事だらけですが、まずは、一歩踏み込めた事が大きな飛躍だったと感じています。
お世話になった先生、きっかけを頂いた友達、皆様に感謝申し上げます。
(そのみ 様)

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このwsで様々な体調トラブルへのレメディを知ることができました。
でもそれ以前に、トラブルの原因として挙げられた内の1つ、
「間違った食生活」が私の心にグサリときました。
生活スタイルの変化に伴って明らかにルーズになってきている食生活のことを
この機会に見直してみようと思います。。。
レメディはまずは実践!ひとつからでも始めてみようと思います。
(M.M.様)


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今年の年明け1月にインドではじめてパンチャカルマを受け、
その後のタイミングで始まるこの2講座はインドでの経験をじっくり咀嚼するのにいいはずだと思い受講を決めました。

ホームレメディ講座。
今回は女性の為のものということでしたが、
今までヨガでも何でも、「女性のための…」というサブタイトルがつくと苦手意識が出てしまうような感覚がありました。
なんかこう、キラキラしたイメージがあるというか...(笑)
でもアーユルヴェーダを通してであればすっと入ってくるはずと確信して申し込みました。

毎回どのテーマも本当に興味深く、時間があっという間でした。
とくに更年期や月経困難、不妊、子宮筋腫など、
特に女性ならではのテーマはとっても勉強になりました。
女性である以上、なんらかの形でかならず関わっていく女性性。
改めて自分が女性であることを実感し、気持ちよく向き合っていこうと思いました。

何より本当に女性ってセンシティブな生き物だなぁと思います。
もっともっと知りたい!と今思って、講座が終わってからもテキストを読み返したり関連した本を読んだりしています。
私のヨガクラスに来ていただく方も
不眠や月経痛など色んな悩みを持っておられる方がいてますが、
みなさんさほど重要なこととは思っていないような気がします。
睡眠もパンチャカルマの時に、質の良い睡眠が最高のヒーラーでありドクターだと痛感したり、
ヨガを始めて月経が「月一度の億劫なもの」ではなくなったので
この学びを色んな方とシェアできればいいなぁと思っております。

女性に特化した講座はもっと深く突っ込んだ講座をしていただければすごく嬉しいです。

両講座で思ったことは、1回の学びの時間がもう少し長いといいなと思いました。
先生は大変だと思うのですが。。。
それぐらいとっても充実した時間でした。
パンチャカルマを受けた年にこの講座を受けれたのは私にとって大きいです。
ありがとうございました。

これからも宜しくお願い致します!

(R.N.様)




2017年 Ayurveda 栄養学講座のフィードバック




今年開催した、アーユルヴェーダ 栄養学講座。

7ヶ月にわたる月一の講座でしたが、多くの方にご参加いただきました。

ありがとうございました。


講座を終えてのご感想の一部を 掲載させていただきましたので
どうぞご一読ください。


Web掲載に御協力いただきました受講生の方々へ、感謝申し上げます。


(以下、順不同)
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以前は、自分のプラクルティが増悪するものは避けようとするばかりで、
料理も不得意なため実行することは難しかったです。
「記憶で食べている」とおっしゃっていましたが、確かにそうで、
ただそれを止めるすべを持ち合わせてはいませんでした。
1つ1つの食材の味を舌で感じ、咀嚼し、胃腸の助けをかり、栄養を全身に運び、排出していく。
この大切な作業を知らない間に行ってくれるものがある。
せめて、そこに暖かい穏やかさと、静けさを持ちたいと思いました。
あとは実行していく勇気と心を持ちたいです。
食べ物のラサ・ヴィーリヤ・ヴィパーカ・AOD・グナ・・・
人間のプラクルティのように個々に個性があるのはなぜか。
なぜ、この世の中に動植物他色んな生物がいるのか。
その中で、なぜこんなに人間だけ色々食べれるものがあるのか。食べてよいのか。
選択があるための、人間の行為は全体に響いていく、
そのことの大切さと重さを思います。
自分の身体も、全体も同じものなのだなぁと、この感想文を書きながら思いました。
再受講で講座を受けましたが、私のペースだと、この様に何度もお話しを聞き、ゆっくりと染みていくのがちょうどよいと感じました。
長い時間をかけ教えをまた頂き、なな先生、ドクターに感謝いたします。
たけし先生、ブナさん、私達が見えていないところでのお力添えもきっとあったと思います。
ありがとうございました。
(H.I.様)

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先生、全7回の大変貴重な学びの時間を有難うございました。

この講座が開催されることを初めて聞いた時、受講したい!とすぐに思いましたが
同時に私自身の知識不足が、甚だしすぎて、講義でお話いただくことを、
しっかり考えて理解することはできないかも、と不安にも思いました。

実際に受講を終えた今、自分自身の勉強不足から、教えていただいた大切な知識を
しっかり理解することはできていないと感じています。
でも、他の皆さんと日常に使う食材やめったに目にすることのない食材について語り、先生から
この食材は、こういう風に普段使いできますよ♪と教えていただたりと講座の時間は
本当に楽しく学ぶことのできる時間でした。

先生や他の受講の皆さんからの受講中のお話は、料理の苦手な私には
思いもつかない料理方法であったり、インドやご家庭での経験であったりして
面白く、興味深くて、いつもだったら、長~く感じる勉強の時間なのに、
この講座の開講期間中の勉強時間はあっという間に過ぎました。

しっかり理解することは難しかったけれど、お話はいつも日常生活に深くつながる内容で、
日常をどう過ごし、具体的にどうしていけばよいかを教えていただけました。

そして日常に考えてその教えを取り入れていけばと健やかになると講座を受講して、
以前以上に思っております。

以上に…というのは基礎講座を受講して、少しずつでもその内容を取り入れることで、
心身が楽になってきているのをすでに実感しているからです。

それに、産前産後に今回は受講させていただいて、身体の感覚が普段より繊細になっていたのか、
この症状には、この食材がいいというお話が身体の実感を通して聴くことができました。
妊娠前に比べて明らかに好んで、摂る量が増えた食材があり、講座でその食材が取り上げられていて
効能を教えていただいて、本当にそうですっ!!身体が欲しています!と実は心中、叫んでました(^^

全てのものに性質があるということ、その性質を教えていただくこと、
よりよく使うということ、それを感じて、いただくこと。

なんて大切なことを聴かせていただいているんだろうと思っていました。

これから先も、他の皆さんと一緒に語り合いながら、
楽しく笑いながら、大切な知識を学んでいきたいと思っております。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

先生、一緒に学ばせていただいた皆さま、小さな子供を連れての受講を、
とても温かい眼差しで見守っていただき、本当にありがとうございました。
ものすごく、嬉しかったです。
(匿名 様)

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今年の年明け1月にインドではじめてパンチャカルマを受け、
その後のタイミングで始まるこの2講座はインドでの経験をじっくり咀嚼するのにいいはずだと思い受講を決めました。

まず栄養学講座。
膨大な情報をひとつひとつ丁寧に進めていってただいて
とっても楽しかったです。
クッキングの実技はやはりやってみてわかることがあるなぁと感じます。
インドで、寝る事と食べることの大切さを身にしみて感じ、
あの気持ちよさをできれば持続させたいと思うとやはり食べ物はすさまじく大きいものだなぁと思っています。

テキストは、家でもすぐ見れる場所に置いてあり、料理の前や
何気ない時に開いて今の自分に気づくきっかけや、料理の一工夫になるものになっています。
まだまだスパイスの使い方は偏っていますが少しずつとりいれる数を増やしていけたらと思います。
自分はもちろん、大切な人の健康の為にも、これからもすこしずつ実践をしながら学んでいくつもりです。

(R.N.様)




2017年12月20日水曜日

地味的視点から



2年続けて この時期の引っ越し。

昨年は 大阪と鳥取の往復だったので
その距離や気候の違いもあり
そしてぎりぎりまでヨーガの仕事をしていたこともありで
なかなかな引っ越しだったけど

今年は… それにくらべたらまだマシかな〜

なんて  引っ越し荷物をまとめながら ふと思ったり。


でも実は、年明け早々 今年も渡印予定でして、
それまでに終えなあかん仕事と
帰ってきてから直ぐにはできないであろう仕事を
今のうちに、できる範囲で、やり終えておく。
地味ぃ〜な ひとりの作業。

地味って、大地の味と書くんですよね。

一見 華やかさはないけど、見た目はわからんかも知れんけど、
よくよく舐めて(精査して)みてみると  地の味が豊かで、
地のちからがその上に生きるたくさんのいのちの土台となってる・

ような その地味的在り方というか、在り様というか。

田畑に関わる仕事をするという意味だけでなくて
生きていくうえで なにかを選び行うときのスタンスのはなし。

地味という視点。

地味を貫くこころ構えだけは、いつも備えていたいなぁと思っています。



個人的には、今年で なにかここ10年程のながれが一区切りついた感があります。

この10年は、20年前からの苦しみの謎解きと
それを消化する年月だったんだなぁと感じます。

大学では制作活動をしていましたが
あの頃は私生活もボロボロやったのに加え 大学にもなじめず
当時の考えや感覚を 物質に落とし込むことに冷め
卒業後は制作から離れました。

でもそれは 嫌やから離れたのではなく
意図的に 一回 「地味な」筋トレに戻ったんです。
心身を落ち着けて じぶんのことを客観的に捉えられるようになるための
からだとこころの筋トレに。

数え切れない程  からだもこころも筋肉痛に悩まされながら 笑
そして気がつけば  筋肉痛が次の次の日にやってくるようにもなり!
(歳…ではない。単に産後ヨーガを定期的にできてないだけ…)

けれど 振り返ってみると
じぶんの身心は 以前に比べるとずっとずっとなめらかになりました。

ヨーガ
アーユルヴェーダ
ヴェーダーンタの、おかげです。


以前  ヨーガで出会った友達やインド舞踊で出会った方々が
わたしにくださった言葉

「Grace」


グレースケリーじゃないんだけどね…

当時はさっぱりわからないどころか 反発すらしていた気がするけれど
いや、今も違和感ないといえば嘘になるけど
そのように感じてくれたのなら せめて、
Graceをこころに
わたしという存在を知る旅のあるがままに、すすもう。

いまは、そう思えます。



来年からは  みえる世界においても表現していく活動を
すこしずつですが またはじめてゆこうと思います。

くらしのひとつひとつに、じぶんたちの手とこころを込める。

自然の Grace を感じながら。





みえない世界は、地味。
ようやく地の味が馴染んできたところで 空を見上げると
みえる世界の、なんて美しいこと。


やっと  みえる世界に 色が差してきた感覚と
今という感覚が、同時に在ることを感じます。


What a wonderful world.

ルイアームストロングの振動を こころに響かせて。




いーしゅわらーや なまは。
















2017年12月15日金曜日

改装 vol.3







外は 雪。

今日も作業が続きます。

わたしは家の引っ越し準備・事務仕事・染めものをしているため

改装はほぼ「旦那工務店」が業務独占状態です。


おつかれさまです!






床板が到着しました。

智頭の杉です。

長さ4mほどあります。 長っ!







向こうに見えるは納屋










このうえで  ゴロゴロしたいな




陽も射して






謎の壁





おだいどこのタイルに 排水の穴





奥がおだいどこ





洗面台

洗面台、急いでつけてくれたんやけど

もともと開いてた壁の穴を再利用したもんやから

シンクと水栓の距離が近すぎて手がうまく洗えない 笑

でも、しばらくはこれでいくぞぉ☺!







現在、おだいどこの天板を支える脚を制作中です。









釘を使わず枘で組みます




お家の前に 古い車庫があり  安全をとって壊したのですが

その車庫に使われていた木材を再利用しています。

どっしりしていてストーリー感じる古木です。


コの字に組みます






これができて、天板を載せて、水の出入がOKならば、

とりあえず、住める!





フランスで毎日 森の中をテントで暮らしてたとき。

嵐でも、寒くても、

テント一枚が覆ってくれている、温もり。ありがたさ。

少しの食料、バゲットとチーズと赤ワイン。

ボトル一杯の飲料水。

オピネル。

薪の火。

なんて贅沢なミニマム!




今の状況上、ここまで断捨離できるとは思えないけど

十分 住めるだけの条件は整ってきている。



今の改装状況をみて

友人も近所の方もだれも今年中に引っ越すとは思っていないけど  笑




2017年12月9日土曜日

Snow






昨年の冬はインドだったので

正式には 智頭に移り住んで、

はじめての、雪。




大阪や京都では

「あ〜 雪ちらついてきたわ〜 ♩」

って感じで 粉雪舞う景色を味わう余裕があったはずですが、



こちらは さすが、違いました。

「あれ、雪ちらついてき…た… ? 
 …… も、もう   積もってきてるやんーーーー!!!」




あっという間に、積雪。



今朝は、銀世界に包まれました。








































トゥルシも雪帽子。




12月生まれだからか

この季節は やっぱりいいな。



今の季節がもつ重量感と清澄な空気感に

どこかホッと安心します。







Tulsi Chai


こんな日は  あたたかいチャイが似合いますね♡







さ。 しごと!!!











2017年11月25日土曜日

改装 vol.2


さむなってきました〜〜〜

智頭、さむいです〜〜〜


冬生まれやから

個人的に冬はすきなんですけども。





さて お家はどうなっているかな〜?






以前トイレだった場所の一部を
洗濯機スペースに。

床板貼ったところ


こちらはトイレ
場所を移動させました。
壁、床、配管ができた


夜も作業。。

洗濯場とトイレの床が終了







1階床下には  竹炭を敷くことにしました。

昔  炭を床に埋めてある場所に行ったとき
そこだけすごくクリアになるというか、心身軽いというか、
そんな体験があったので、

湿気対策というのもありますが
場の浄化を期待して。


瞑想が心地よい場所になれば いいなぁ



結構な量、あります


どうです?

メッカ みたいでしょ? 笑








排水給水の配管作業も、おだいどこ以外はほぼ終了!


最低限 施工せなあかんところ以外は、とりあえず春以降に。


なので、現在 トイレ、お風呂(は 掃除するだけ)、おだいどこを 急ピッチで作業中であります。。



トイレの壁  珪藻土塗って 便器設置して、

今度は  炊事場作らな〜〜〜


渡印までに、おだいどこ  床貼れるかなぁ、、、









2017年11月24日金曜日

講座 終了!


今年 5月から月一で開催してきた  アーユルヴェーダ講座

栄養学講座 と ホームレメディ講座、

どちらも、先日無事に終了しました。


受講者のみなさま、おつかれさまでした!!



あっというまでしたね。

ほんとに。



長時間の座学は、坐っているだけでも、じつはかなり準備が要ります。


睡眠不足だと 講義中に船漕いでしまうし

からだが凝っていると なかなかずっと同じ姿勢で坐ってられない。

ストレス過多だと 集中が持たない。。


大変なんです。



月に1回の講座でも

7ヶ月にわたって 講義のために心身を整えるというのは

おおきな決意と努力が必要なのです。


栄養学やホームレメディの理論内容は

実践あってこそ理解に繋がります。


日常の中で、自身の身近なところから、試していくのです。

おそわったことが 絵に描いた餅にならないように。



そうなってくると 講座の日以外の毎日で

学んだことを 試していくことになるので

けっこう 忙しい。はず。



まぁ みなさん  各々のペースがあるので

焦らずひとつひとつです。



こんなふうに  学びすすめていたら

ほんとに7ヶ月なんて、矢のように過ぎました。



ふぅ〜〜〜〜



ほんとに、おつかれさまでした。

みなさん、ありがとうございました。


修了証をお渡ししたときの みなさんの表情が

晴れやかで すてきでした。







なにが あってるのか、ちがうのか、

なにを おこなうべきか、ひかえるべきか、なんて、

ほんとうはやってみないと  わたしたちにはわからない。

わからないこと   知らないことがあると識る 大切さ。

そして、恐れず  ただただ すすめば、いいのですよね。

体験は、大事です。



アーユルヴェーダがみせてくれる

食べもののおはなし

女性にまつわるトラブルの ホームレメディ対処法


日々の生活に、ぜひお試しくださいね!





わたしたちの暮らしが

おだやかに満ち満ちていきますように。







受講生を筆頭に みんなが準備し作ったアーユルヴェーディックごはん
ごちそうさまでした!








2017年11月14日火曜日

岡野せんせい


先日 智頭のとある集まりで
岡野眞規代先生のお話を聞く機会がありました。

岡野先生は、吉村正先生が始められた岡崎市にある吉村医院の元婦長をされていた方です。

岡野先生のこれまでの経歴や、吉村先生と出会われてからのご自身の変化など、
スライドと共に とても興味深く拝聴しました。




自然に生むとはどういうことか
子を育てるとはどういうことか
生きるってどういうことか
死とはなにか

吉村先生や岡野先生が仰っている
その答え、その価値観に触れるたび、

いつも 深い満足と感謝の気持ちが滲みでてきます。


「ちいさいころから死を意識する子供でした」
そう 岡野先生が幼少時のお話しをしてくださりましたが、

じぶんもそうだったなぁ、と 自身の幼き頃と 重なる部分がとても多かったです。

今、看取り士というお仕事がありますが、
先生は、ちいさい頃に 病院で迎える死に疑問を感じられ、慣れ親しんだ自宅で最後を迎えることが本来の在り方なのではないかという考えで、看取ることがしたいと 看護師になる決意をされたそうです。
そして 看護実習生として臨床にあたられているときに、
こんどは出産に、人の「生」のほうに興味が沸いてこられて、看護師、そして助産師になられたそうです。

これまでに、病院での勤務、吉村先生とで会われてからは 北海道で自然出産を広める活動、吉村医院での学びやお仕事、講演、執筆など、さまざまなご活躍をされて、岡野先生ご自身の考え方の推移や変化を垣間見せていただいて、とても失礼な言い方ですが 、この一生をかけて 真摯に人の生死について学び続けているアーチャーリヤ(ヨーガやヴェーダーンタで 生徒の意)なのだな、と 尊敬のきもちがたくさん溢れました。

すばらしい方です。


このような先生が 智頭にいらっしゃるというだけで、むくむく元気が沸きます。



ヨーガ堂・土-tsuchi-も、精進していきます!
(なんのこっちゃ)






・・・


今日は トリカトゥというアーユルヴェーダの調合薬を使って
米粉のキャロブクッキーを焼きました。


日頃お世話になっている方々へ  贈り物。

おいしくでけた♩





カラカラ 落ち葉の雨を降らせて 遊ぶ娘。

気持ちの良い 初冬の空気です。










2017年11月10日金曜日

家という持ち物


先日より メールやブログにて
土教室の新天地となる場所、家のご紹介をしています。


http://yoga-do-tsuchi.blogspot.jp/2017/10/vol1.html



家。


ごくふつうの一般家庭においては
こんなおおきな物理的な持ち物
そうそうない。

易々と手放したり買い換えたりしない持ち物であり、所有物。


目下、自宅となる家の大改装中ですが、
いろいろと 考えさせられます。



いや、デザインとかでなくてですね、


家族が生きていくうえで
ほんとうに必要な要素は何かということを。



わたしたち
生まれてきたときは  なーんも持たずに生まれてきて、
(からだとこころは持ってきたけどね)

死んでいくときも この世界のモノはなーんも持って行けないです。
(ある種のカルマは持ってゆくといいますネ)
(そして  目に見えるからだ以外のからだも、持ってゆきますけどネ)



たいせつな土地も
たいせつな服も
たいせつな家族も
たいせつなお金も
たいせつなエゴも
たいせつな家も。





あと何年 この人生があるのか分からないけど
これからさき、自分や家族にとって 家というものがどんな存在であるべきか。

家というものが どんなふうに機能していくべきか。

考えますね。



限られた労力と資金と時間。


生きてきた途中で  たくさん身に付けてきてしまったラグジュアリーな感覚。

いらない要素を、落として、落として、落として

はだしで土を踏みしめたときに、
衣一枚で風に吹かれたときに、
天を仰いで顔に雨粒を浴びたときに、
じぶんたちに必要だと信じるものを、見定めて、「持ちもの  家」をつくりたいし、


じぶんが死んだあとになにも残らないように、
もしこの家が朽ちたとしても、できるかぎり自然に還ってもらいたい。


そして ”じぶんたちの” 家、 ”じぶんたちの” 土地、という感覚ではなく

自然から 一時、シェアしてもらっているんやという意識で、います。


土の家は、ご縁ある方々が 交流する場であり、
ヨーガやアーユルヴェーダという道具を通した みんなの想いがつながる道具箱のようなもの。

土の家が わたしたち家族はじめ、関わる方々にとって、生きることの土台作り、生きることの本質を 見定めていけるような空間にできたら。


そんなふうに、考えます。



といっても、制限も もちろんありますわね。





むかし、フランス西部の田舎やアルプスの山奥で、
自然に浸りきって生活していたことがあります。


虫も動物も友も 生活はみーんな一緒でした。

横も、縦も、どこも隔たりはなかった。


「じぶんらしさ」に還れた、とてもたいせつな宝物。



この体験の軸が、

いまなおわたしを支えてくれていて、

生きることの原点でもあります。



あのときのように… と、懐古的になっているのではないんですが、

制限はある中で、今 できることを、しかるべく選択をして、できる範囲で、

この原点に すこしでも近づけるように、と思っています。









あっという間に、今日は金曜日。
みなさま、心地よい週末をお過ごしくださいね♩





2017年10月30日月曜日

改装 vol.1


智頭のあたらしい住処兼教室となるお家の改装。


夏至以降、少しずつ契約手続きを進めて、

ようやく9月後半から じぶんたちで改装をはじめています。


たくさんあったゴミや処分品は

業者に引き取ってもらいました。




こちらはおだいどこ。

before


家具やキッチンを撤去



床を剥いだところ




こちらは居間となる部屋から、教室予定のスペース(奥)をみたところ

before



↑と同じ角度で、すこし引いて撮ったもの




角度を変えて。壁も撤去。



南向きの居間



おだいどこの天井を撤去中。

工務店「旦那」



薪ストーブを導入予定で

一応  どんな風に設置できるかみてもらいました。

段ボールの窓です。ガラスないんです。


こちらは あたらしいボイラー



こんな記事、おもしろいのかどうか分かりませんが…

自分たちの防備録として留めておくためにも、

また改装記録を載せていきます。



すこしずつですが、がんばります。

また今日も 作業です!





みなさまも充実の一日を、お過ごしくださいね^^





おせなかのなかみ




年齢を重ねるなかで、こころ奪われるいろんな対象に出会い、

そのたびに たいせつに

そして勝手に こころの宝物にさせていただく出会いって、ありますよね。




わたしにとって おおたか静流さんの声も、そのひとつ。




静流さんの歌は

学生の頃から車のBGMの定番で、制作のときもヘッドフォンでループしていました。

(は〜 なつかしい)




インドをひとりで周っていたときは

列車の中で  流れてゆくビハールの赤い大地を眺めながら

これまた静流さんの曲に浸り尽くしでした。



いまでも 家事のふとした合間なんかに

ふわっと舞い降りてきてくれる静流歌。



まあ、早い話、ファンなんです。



彼女の声は、すばらしい。

ほんとに、すばらしい。





結婚してからも、コンサートやライブにも何度か行ったけど、

いつのことやっけ? 思い出せないわ。。



と、そんな折り。



なーんと、智頭に、やってきてくださるではないですか!!!

おおたか静流「おせなか音頭」!!!



主催者の方々、準備してくださった方々、ありがとうございます。

もう、どんなに忙しくても、参加します。




ということで、昨日、家族で楽しませていただきました、おせなか音頭!





この世界には表裏があり(あるようにみえ)

陰陽だったり生死だったり、対極的に万象を捉える見方がありますね。

一般的に人は、明るい世界や分かりやすい現象、

おもての有り様にフォーカスしがちだと思いますが、

気づきにくいけれど ものごとにはバックグラウンドがある。

(まぁそれが「バック」なのかはまた別の問題ですけどね)


普段  見えないものや存在していないように見えるものごとも、

ほんとうは在る。

それを思い出し、存在を愛でる踊り。


いきなり何の話やねんって感じですみませんね(笑)



静流さんの考案された「おせなか音頭」は、

もうこの世界では逢えなくなった大切な人の存在をもう一度 招き入れ、

踊りと歌とともに、あなたもわたしもからだもこころも存在もすべて

を愛でる望郷の踊り、だそうです。

象徴的にうしろ向きに、背中で踊ります。


背中で踊るので、着るものも反対に着ます。

顔もうしろに向けま… 向けられないので、顔を作って うしろむきにセットします。


参加者は それぞれ、紙袋を顔に見立てて、それに紐や広告や色などでお顔作り。











できあがったら、いざ! 


おどろ〜〜♩ おどろ〜〜♩




まんなか 奥が静流さん


たのしかった。

たのしかった。

たのしすぎて、全然足りなかった。

わたし、これ、一日中踊っていられる。


娘も (眠いのもあったと思うけど)、妙なハイテンションで踊っていました。




静流さんは、巫女さんですね。

あの世とこの世を繋げられる 貴重な人です。


見落とされがちな世界を 大切にすくい上げて、

声という道具をつかって やさしく愉快に妖艶に、わたしたちに示してくれます。



ある意味、セラピスト(っていう言葉はなんか薄っぺらい気もするけど)。





こういうアプローチの仕方、見習いたいです。



静流さんには、イベント中もたくさん話しかけてくださったり、

娘用にと持参した人参の豆粉パンをお裾分けできたり(分かっていたら絶対焦がさなかった(; ;))

すてきなプレゼントをいただいたり、

ありがたかったです。


家族で有意義な週末を過ごすことができました。




雨の中来てくださった静流さん、ご準備くださったスタッフの皆さん、

本当にありがとうございました。








2017年10月27日金曜日

つちのわ 開催


今年は カラッと澄んだ秋の空が 少ないですよね〜

今週末は、また、台風がやってくるようす。

うーん  洗いたいおおきな洗濯物、
今日のうちに手をつけよう。



さて、気づけば 今年も、あと二か月とすこし。

せかせかしたくはないけど

きっとクリスマスも、年越しお蕎麦も、
あっという間に過ぎ去ってゆくわね。


これが摂理ってものですよね。

これが無常ってものですよね。


ね。




で、お題ですが、 例年恒例となっておりました土のクリスマス会、
今年は 智頭の新拠点制作の為、開催できません。


そのかわり、といってはなんですが、

来たる 11月19日(日)、17:00頃から、

シェアリングの集いを開催する運びとなりました。

名付けて 「つちのわ」


サットサンでございます。


学びのシェアの場、
意見交換の場、
人と人が 繋がる場、です。


アーユルヴェーダクッキングを
ゆるりと楽しみながら、

肩のちからを抜いて
ほんわかおしゃべり。

土の、輪、和、話。





いままでのこと

いまのこと

これからのこと




自身の「わ」を

みつめる時間。



そして、ご一緒に、わを紡ぎましょう♩




ご予約制です。


初めてのかたも、お気軽にご参加くださいね✴︎




詳細は こちらから、どうぞ。