2016年1月26日火曜日

風邪について


凍える寒さが 続いていますね。


大阪のチベットと呼ばれる ここ山手台でも

先日 うっすらと雪が積もりました。


娘の誕生記念に植えたブナの苗にも 雪化粧





パンジーも寒そうね







夜中の授乳だったり 夜泣きがあったりで

まだまだ 睡眠と 運動が不足している毎日。


この寒さですし、いつ風邪をひいてもおかしくないんですけど、


旦那や娘が体調が悪くなっても

じぶんはなんとか持ちこたえてやっていけてるのは、

きっと  あれですな、◯◯は風邪ひかないからですな〜




もちろん、アーユル養生も貢献してくれていると信じています。








さて。

今回はアーユルヴェーダの観点から

風邪について少し書いておきます。



"風邪"は 東洋医学的な名前ですが

これは  急性上気道炎のことです。


喉が痛くなったり、鼻が詰まったり、 熱が出たり、 頭痛や全身の痛みやだるさ…

など、プラーナの通り道の粘膜に炎症がおきて

結果こういった症状が連なってでてきます。




今では 現代医学的にも、風邪の特効薬は「休養」、と言われていますが、

アーユルヴェーダ的にも また然りです。



が、アーユルヴェーダでは  もうひとつ言われることがあります。


それは  適切な食養生。


アーユルヴェーダでは、疾患そのものではなく、「患者」にアプローチするので、

対処療法のお薬が先ではなく、

今までの生活を省みて、食養などで  自分できちんと軌道修正を図ることが

大切なポイントになってきます。




風邪においては

まずは 2日間ほど  断食するのが良い、とのこと。
(ただし、これは、  風邪をひく前の健康状態に何ら問題のなかった人の場合)



断食といっても  全く何も口にしないんじゃなく、

レモン汁(ライムや柚子などでも)とはちみつを混ぜたぬるま湯や

果物ジュースやお白湯を飲みます。


お白湯はどんなときでも万能選手

血液をきれいに、毒素を溜めこまないように、腎のはたらきをサポートします。



果物は、今やったら りんごやみかん、柿、レモン、柚子などがいいですね。

ビタミンCをたっぷりと。


ホームレメディーとしては、ビタミンCにはライムが有効だといいますが

日本ではライムより レモンや柚子、かぼすなどのほうが手に入れやすいですね。

柑橘類も 種類によって性質が異なるのですが

個人的には  柚子がオールマイティーに使いやすいんじゃないかなと思います。

ぬるま湯に柚子ジュースとはちみつを混ぜて摂ると

喉の痛みや 空咳にも良しです。



ちなみに果物ですが

バナナやドライフルーツ、缶詰の果物はNGです。







塩味以外の5味が含まれるとされるアマラキ


こちらは  トリパラにも入っている アマラキ(和名:インドスグリ)という スーパーフルーツ。

抗酸化物質が非常に多く含まれる植物です。

ビタミンCも とても豊富なアマラキ、

なかなか日本で見つけるのは難しいですが

出会ったときには 風邪予防に、ぜひお試しあれ。


ドライのものだったり、パウダーになっていたりしますよ。







風邪の症状がある程度 落ち着いてきたら

少しずつ固形物を摂っていきます。


夏場は果物でもいいですが

今は やっぱり温かくて消化の良いお粥が良いと思います。

梅干しは ウイルスケアには持ってこいの名脇役なので

お粥に梅干し、日本人は これですね〜。



タンパク源には 卵よりも、ぜひイエローダル(緑豆のひき割り)を。






そのほか、ニンニク、ショウガ、ターメリックなどもおすすめされます。



ニンニクに含まれるアリシンという揮発性物質は

強い殺菌効果を持つと言われていますが

アーユルヴェーダでも これが からだの毒素を洗い流すとされ

結果  風邪の症状が和らぐのだそう。

ガーリックスープは インド古代からの風邪のレメディです。




ショウガは  ジンジャーティーや梅醤番茶、

お粥(キチリ)に入れたりすると 摂りやすいです。





 パウダーのものは 使いやすくて うちは常備しています。





ターメリックも、スープやお粥、ミルクや豆乳とともに。









患ってから 必要な何かを揃えるのは大変なので

元気なときに準備しておきたいですね。




たいせつな家族が風邪をひいたとき

ファーストエイドは  やっぱり身近な家族の知恵と思いやりやと思います。








そして、あとは・・・

できるかぎり  しっかり休む。


お仕事どうにか休めそうなら  迷わず休む。








前回の記事で  

娘の風邪の際 ほんのすこし服用させたシロップ、




セプティリン。

メインハーブとして  グッグルという植物(樹脂を使用)が入っています。

アーユルヴェーダでは有名なラサヤナ(強壮薬)のスーパーハーブです。

消炎、去痰効果があるので、喉から鼻から、どちらの風邪にもOK。


このシロップは鎮静効果もあるので、いざというときは解熱剤にもなるし、

免疫機能を強くするので  本人の自然治癒力を取り戻すのを助けてくれます。



こんなのを持っておくのも

仕事休めない!  や

高熱でフラフラ!  なんてとき、便利。



ただし  これは防腐剤としてパラベンが少量入っているので

個人的には多用しないようにしてますが。

(海外サイトですが  こちらから購入できます。http://www.amazon.com/gp/product/







古代からの知恵を上手に活かして



寒さと仲良く

元気に冬を乗り切りましょう。





2016年1月10日日曜日

土的、菌・ウイルスケア。


暖冬とはいえ  今は1年で 最も寒い季節。


風邪はもとより  インフルエンザ、RSウイルス、

さまざまなウイルスが流行っていて  健康管理には気を使います。


うちの場合は、とくに  子どものね。




前のブログでも娘の風邪についてすこし触れましたが

わが家の菌・ウイルス対策をすこしご紹介します。


まぁ  そんな大層なものではないんですけど、、、



いちばん大切なのは

病気になってからの治療を考えるんじゃなく

病気にならないための「予防」に  手間隙をかけること。



うちはみんな予防注射をしないので

菌やウイルスに負けないように   生活のなかで出来ることを

いろいろと工夫をこらして試しています。








ウイルスに限ったことではなくて

健康に生きていくためには

免疫力・自然治癒のちからを維持することがなにより大事。



からだの異常と闘う  キラキラヒーロー!ナチュラルキラー細胞などの 免疫細胞は

腸に多く集まるので

腸の環境整備をしっかりすることを守るようにしています。




毎日欠かさないものは、


→マイエッセンスのサプリメント
http://www.miessence.com/tsuchi/ja/product/59503/

これは サプリというか、「食事」の一部です。




→発酵食品。 お味噌やお漬物など。

アーユルヴェーダでは、発酵物はカパ質多くタマス故 消化が困難となり

アーマ(毒素)と化してしまうため  おすすめされませんが、

インド人のからだに  辛い唐辛子や多くのスパイスが難なく消化されるように

わたしたち日本人は  納豆やお味噌などの発酵食品を

他の国々の人よりも 無理なく消化できるんです。

それは  ずっと長い年月をかけて 日本人のからだに代々刻み込まれてきたギフトです。






→食物繊維を多く含む食材(ごぼうとかレンコンとかさつまいもとか…)。

ショウガやターメリック、シナモンなど、

殺菌・抗菌・抗ウイルス作用のあるスパイスとともに調理してます。




→お白湯、アーユルヴェーダのハーブティやびわの葉茶、三年番茶など。

娘も毎日グビグビ飲んでます。






それから、アーサナと呼吸。

ちいさな子どもがいると、目を閉じて、深く、ゆったり呼吸することを

1分でも叶えられると奇跡的。。

そんな中、夜のじぶん時間に、なんとしても行っておきたいアーサナは

肩立ちのポーズとスキのポーズ。

疲れが溜まったり風邪っぽくなると 首から肩にかけてがカチコチになりますよね。

風邪の気配があると滞ってくる「風池」「風門」「風府」などといった

「風」という字のつくツボがそのラインに集まっていて、

じぶんのからだの重みでその辺りにじわっと圧をかけて

シャバーサナでリリースすると ほんとに気持ち良い!


その後の呼吸も おおきく深まります。





そして、お腹から 笑うこと。

微笑むんじゃなく、声だして笑うのです。

笑うと  こころもからだもリラックスがはじまって

免疫細胞が活性化するそうです。





オイルマッサージ。

これは、アーユルヴェーダでは  アッビャンガといいます。

ハーブのエキスたっぷりのセサミオイルで(太白ごま油なんかでも◯)

時間がない場合は、頭やおでこ、首・肩、足などをマッサージして、

お風呂にちゃぽん。

マッサージ後に汗を出して

体内に溜まった毒素を追い出すことが アッビャンガの特徴です。


もっとも うちは、今は  娘のマッサージで一杯いっぱいですが。。






あとは… 

いろんな菌と共存していくスタンスで

潔癖になりすぎないようにしています。

うちの娘は  とにかくなんでも口に入れて確かめるタイプ。

でもそういった過程も大切で

いろんな異物を取り込んではそれが刺激になって  免疫が高まるんやからね。





こんなかんじで、日々、家族でケアしています。


睡眠をしっかりとることも もちろん大事なので

そろそろ寝ます。。






次回は アーユルヴェーダ的な季節対策を書けたらと思います。






2016年1月7日木曜日

七草の日


 あけましておめでとうございます。


今年は  とても暖かいお正月ですね。



毎年この時期のキリッとした寒さで


身心が  あたらしい年の幕開けモードに 切り替わるのですが


今年はなんとなく引き締まりが弱い気がするのは

暖冬だからか

単にわたしがお正月ボケしてしまってるだけなのか…






さて 早いもので 年が明けてもう1週間。

今日は 人日(じんじつ)の節句、七草粥の日ですね。


もうひとつは

七日爪(七種爪や七草爪とも言う)といって

七草を茹でたお湯に手を入れて 爪を濡らしてから切ると

邪気が払われるという言い伝えも。



七草は  すずな(カブ)やすずしろ(ダイコン)は畑から

なずなやはこべらとかは  あぜ道で・・・

なんて

いつかは  七種類すべてお家のまわりから調達して

土鍋で火を入れて  家族で一年のお祈りをしていただくっていうのを

実現したいです。




今夜は 爪切りくらいなら できるかな〜











昨日  娘が突然 高熱を出して


とうとうインフルエンザか?! と  心しましたが

ただの風邪だったみたいです。



キャベツや青菜を冷えピタ代わりにするのですが

ちょうどきらしてしまっていて

ピンチヒッターは白菜でしたが  適度に熱を吸収してくれて大活躍でした。


びわの葉のお茶や母乳をいっぱい飲ませて



薬効高いハーブがいくつか入っているアーユルヴェーダのお薬を

少し口に含ませました。





その後は するすると熱も下がり


今日は いつにも増して元気に笑っています。





植物のちからは、 偉大ですね。









自然に習って

今年も  一歩いっぽ

歩み進んでいきたいと思います。





今年も  どうぞよろしくお願いいたします。