2017年12月20日水曜日

地味的視点から



2年続けて この時期の引っ越し。

昨年は 大阪と鳥取の往復だったので
その距離や気候の違いもあり
そしてぎりぎりまでヨーガの仕事をしていたこともありで
なかなかな引っ越しだったけど

今年は… それにくらべたらまだマシかな〜

なんて  引っ越し荷物をまとめながら ふと思ったり。


でも実は、年明け早々 今年も渡印予定でして、
それまでに終えなあかん仕事と
帰ってきてから直ぐにはできないであろう仕事を
今のうちに、できる範囲で、やり終えておく。
地味ぃ〜な ひとりの作業。

地味って、大地の味と書くんですよね。

一見 華やかさはないけど、見た目はわからんかも知れんけど、
よくよく舐めて(精査して)みてみると  地の味が豊かで、
地のちからがその上に生きるたくさんのいのちの土台となってる・

ような その地味的在り方というか、在り様というか。

田畑に関わる仕事をするという意味だけでなくて
生きていくうえで なにかを選び行うときのスタンスのはなし。

地味という視点。

地味を貫くこころ構えだけは、いつも備えていたいなぁと思っています。



個人的には、今年で なにかここ10年程のながれが一区切りついた感があります。

この10年は、20年前からの苦しみの謎解きと
それを消化する年月だったんだなぁと感じます。

大学では制作活動をしていましたが
あの頃は私生活もボロボロやったのに加え 大学にもなじめず
当時の考えや感覚を 物質に落とし込むことに冷め
卒業後は制作から離れました。

でもそれは 嫌やから離れたのではなく
意図的に 一回 「地味な」筋トレに戻ったんです。
心身を落ち着けて じぶんのことを客観的に捉えられるようになるための
からだとこころの筋トレに。

数え切れない程  からだもこころも筋肉痛に悩まされながら 笑
そして気がつけば  筋肉痛が次の次の日にやってくるようにもなり!
(歳…ではない。単に産後ヨーガを定期的にできてないだけ…)

けれど 振り返ってみると
じぶんの身心は 以前に比べるとずっとずっとなめらかになりました。

ヨーガ
アーユルヴェーダ
ヴェーダーンタの、おかげです。


以前  ヨーガで出会った友達やインド舞踊で出会った方々が
わたしにくださった言葉

「Grace」


グレースケリーじゃないんだけどね…

当時はさっぱりわからないどころか 反発すらしていた気がするけれど
いや、今も違和感ないといえば嘘になるけど
そのように感じてくれたのなら せめて、
Graceをこころに
わたしという存在を知る旅のあるがままに、すすもう。

いまは、そう思えます。



来年からは  みえる世界においても表現していく活動を
すこしずつですが またはじめてゆこうと思います。

くらしのひとつひとつに、じぶんたちの手とこころを込める。

自然の Grace を感じながら。





みえない世界は、地味。
ようやく地の味が馴染んできたところで 空を見上げると
みえる世界の、なんて美しいこと。


やっと  みえる世界に 色が差してきた感覚と
今という感覚が、同時に在ることを感じます。


What a wonderful world.

ルイアームストロングの振動を こころに響かせて。




いーしゅわらーや なまは。
















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