2015年6月22日月曜日

マタニティ * 後期の頃


妊娠8ヶ月頃からは

産休に入らせていただいていたので



とにかく アタマを休ませて

からだを しっかり動かして 過ごしておりました。



 だんだん寒くなってきていたけれど

毎日のスクワットは めげずにお外で せっせとこなし


おさんぽも できるだけ 毎日。





アーサナは 無理しない程度に 行っていました。


ネコのポーズが このときほど気持ちよく感じられたことはなかったなぁ…


シンプルな背骨の動きやけど

ゆっくりとひとつひとつの椎骨に意識を向けて

靭帯や筋肉と連動して動くようすをみながらね。

お腹の子を感じながらね。






あとは

バジャンやいろんな歌を気持ちよく歌ったり♪







妊娠中、とくに意識的に摂取していた食べ物は


マイエッセンスのサプリ3種



→ 妊娠中に大切とされる葉酸や鉄分、
その他ビタミンやミネラル類はこれでほとんどカバー☆
http://www.miessence.com/tsuchi/





・ヘンプシード



→良質な植物性タンパク質 & 必須脂肪酸が摂れる





・前回書いた、シャタバリとブラーミ





・キヌア


→栄養価すごく高いのに気取らない存在感で…単純に好き & お腹も膨れる





・デーツ、レーズン


→鉄分補給&甘味でリラックス♡ 

マイエッセンスのサプリや☝️のおかげなのか、
妊娠中のヘモグロビン値は ずっと正常範囲内でした!





・タンポポコーヒーや 後期にはラズベリーリーフティ



→タンポポコーヒーは、むくみ予防と母乳の出を良くするため。

ラズベリーリーフティは、子宮筋の調整とか鉄分ミネラル補給など





こんなところかな。







とにかく 妊娠も後期に入ると

四六時中 瞑想的な心身の状態が

おだやかに

自動的に保たれるので 



ほんとに いつでも 幸せと喜びに満たされていたなぁ





からだとこころにプラーナが巡り満ち


そして お産時には 宇宙のリズムに寄り添って

下から プラーナ(アパーナ)を手放す





生理的なアプローチのヨーガの本質

そのかけらたるや

妊婦は識るチャンスで溢れている




とても貴重な 毎日





妊婦じゃなくても

毎日の中に

瞬間 瞬間に

調和があって

すべてが

たいせつなものすべてが 在るんやって

しることは もちろんできるけど




妊婦には


そんな 言葉にしにくいもんを


なぜか

どこからか

やさしく おしえてくれるひとがいる





 なんと贅沢なんでしょう








そんな体験をさせてもらえて


あらためて 娘に

そして 旦那や 支えてくれた方々に


とても とても 感謝です。







ばなっぷる


アーユルヴェーダでは

日本のスーパーで見かける一般的な黄色く熟したバナナは

Pittaを憎悪させてしまうというので


ともにPittaを持つ私たち夫婦は

日本ではバナナを買うことが滅多にありません。



Pittaをバランスしてくれるスパイス(カルダモンとか)などとともに

バナナを食べたらよい話なんですけど


まあ なぜか バナナはあんまり買わない。


農薬も気になるし。






でも 先日

お店でみかけたこちら




フィリピン産ですけど

インドのチビバナナにそっくり。




皮の薄さも 甘味も そっくり





ドクター曰く、

チビバナナはPittaを憎悪させないのだそう。




あー このバナナ

妊娠中に見つけたかった。


熟したバナナは 生殖器官のコンディションを強化するんです。






そう バナナはカパ↑の作用もありますが



カパももってるわたしは

カパケアとして はちみつやジンジャーパウダーをかけたり

寒い日や、くもり・雨の日をできるだけ避けて




このチビバナナを 

まだ娘と旦那の寝ている早朝 

ひとり静かにほうばるのが

最近の ひそかな楽しみ♡






2015年6月13日土曜日

マタニティ * 中期の頃






安定期に入るまでは、毎朝Durvaを摂っていたと書きましたが、

4~5ヶ月くらいからは、ブラーミとシャタバリという、

アーユルヴェーダトリートメントでは 頻繁に登場するハーブを

これも毎日摂取していました。






Starr 010818-0007 Bacopa monnieri.jpg
Brahmi  /  Bacopa monnieri / 和名:オトメアゼナ(wikipediaより)




Asparagus racemosus.JPG
パウダーとしての使用部位は根っこです。 写真はwikipediaより






どちらも、ラサーヤナといって、

健康を維持し、免疫力を高め、身心の老化プロセスを遅らせる目的で使うもの。

ブラーミは、循環器系や神経系の疾患に、

シャタバリは、アスパラガス科の植物で、婦人科系の疾患や女性の滋養強壮に用います。

母乳の出も良くなるハーブなので、産後も摂取できます。



ブラーミはですね、、、、苦い!!!

旦那曰く、センブリより苦いそうです。

あまりの苦さに、慣れるまではオブラートに包んで摂取していたっけ…

情けな ~(笑)


シャタバリは、ハーブの中では甘味のある 割りと飲みやすい味デス。










そのほかでは


アーサナを再開!


っと言っても、もちろん妊娠前と同様のメニューではなく

妊婦さんでもできる 簡単かつゆっくりのアーサナ、

いわゆるマタニティヨーガというやつです。



すごく、ゆーーっくり、やります。



そして、うつ伏せや強くねじるアーサナなどはやらずに

体側を伸ばしたり胸部や股関節を開いたりするものを多く入れます。


妊娠前には普通に出来ていたからだの格好や気持ちの状態が

妊婦になると 「普通」ということにならなくて

だからこそ からだとこころの様々な有り様に

より意識を傾けて観察できたように思います。



妊娠している状態って、からだもこころも ほんとにひらいてる。


これは お産が近づけば近づくほど、 ひらく濃度が増す感じでした。


幸せホルモンが出まくるんですね~





あとは、

バンダは、お腹を圧迫しないように気をつけて行っていました。

骨盤底周囲の筋肉は、柔軟にしておきたかったので、

ムーラバンダは日常の生活でも意識的に 練習。


ちなみに、お産後数週間はびっくりするくらい、

というか全くと言っていいほどムーラバンダがかけられない!のです。

(お産で骨盤底筋が伸びきるので)

はい、尿漏れの不快さも初めて経験しました~。


ここまで筋肉をコントロールできなかったことがなかったので、

逆に今まで、いかにバンダを制御できていたかを実感。。


でも産後は、妊娠中の練習の甲斐もあって、またすぐ元に戻りましたヨ!







そしてー

安定期からスクワットも開始しました。

いちにち、200回〜300回…!!

お庭の木の下で、晴れの日も雨の日も風の日も、そして台風の日も!!

黙々とこなしましたよー 








日々の食事に関しては、


基本は 和食のシンプルなもの。


季節や体調に応じてスパイスを選んで摂取したり、

ハーブティーにして飲んだりしていました。


つわりがあったときは、

ソーセージとかフライドポテトとか

ジャンキーなものが無性に欲しくなりましたが


中期に入ったら そんな欲求もどこへやら。



つわりで 2,3キロ減った体重も

問題なく ウエイトアップしていきました。。


(わたし カパを持っていますんでね。。)










おまけのおはなし



妊娠中は、とにかく 興味深い夢をいっぱいみたのですが


ある晩 女の子のイメージだけが フッと具体的にフラッシュして

印象的だったので 絵に描いておきました。



娘を出産してから しばらくして

その絵を見返してみたら


あら~ 娘と似てる…!!




お腹のなかからの子供のメッセージを

夢でもキャッチしたんですね














2015年6月12日金曜日

ツユケア



梅雨ですねー


どんよりなお天気同様

気分も重くなりがちですが、


外を歩くと見かける まあるい あじさいの姿に

ジメジメ気分も吹き飛びます。







梅雨は、

▶気温が下がる日も多く、うっかり薄着でいるとからだが冷える… Vata ↑

▶湿度が高くなると 除湿機の役割をしている胃腸がダメージを受けやすくなり

下痢になったり 胃がシクシク痛くなったりで 胃腸の機能が低下…Pitta ↑

▶自然界同様、わたしたちの身心も水分を沢山保持しがちに。むくみなど …Kapha ↑


という具合に、

この時期はヴァータ・ピッタ・カパ  すべてのドーシャが不安定になりがち。



忙しくても、一日の終わりにはバスタブに浸かって

からだを温め、汗を出すこと。


もちろん定期的なヨーガアーサナで 心身の除湿も忘れずに!



脂っこい食事や 辛み・塩味の強い食事、夜遅くの重い食事を控えること。


消化よく胃にやさしい、お米やカボチャ、山芋、とうもろこしなどを

利尿作用のある小豆やはと麦なんかと うまく組み合わせて食事しましょう。


あずき粥や、コーンスープにハトムギを入れるとかね。


山芋をギーでうっすら焼き色つけて、

塩コショウとコリアンダーパウダーで味付けってのもいいです~




そして、消化力を上げおなかを温めてくれるお白湯を活用しましょう!





あ、あと  正座でご飯を食べると 腿前の胃系の通り道をストレッチでき

消化促進が期待できるので、これもおススメです♪












2015年6月2日火曜日

マタニティ * 初期の頃



娘がお腹にやってきてくれた日からの数ヶ月間は

ヨーガアーサナのセルフプラクティスは  おやすみしていました。



一般的に、マタニティヨーガでも

安定期に入るまでは  アーサナは控えたほうが良いといいますので

妊婦さんの生徒さんにも、そのようにお伝えしていましたが


自分自身においても  べべちゃんがお腹にしっかり安定してくれるまでは

それまで続けていたアーサナは控えようと思いました。




・・・というより、つわりがありましたから、

それどころではなかったですね〜



寝こむ程ひどくはなかったけれど、胸に込み上げてくるムカムカと毎日向き合う日々でした。。



余談ですが、わたしの場合、胸のムカムカにはスイカが大の頼りでした。

運良くその時はスイカが時季ものだったもので、せっせと旦那がスイカを買ってきてくれたっけ…


アーユルヴェーダでは 果物は朝やおやつの時間に摂るほうが良いというのですが

夜中 起きては  カットしておいたスイカを  ひとりモグモグ… 
 (真っ暗闇のなか、ひとりスイカを頬張るこの図は 非常に怪しい)


これについては  おもいっきり聖典の教えを無視してしまいましたが(笑)

夜中スイカ、ほんとに救われたものです…

(でも”つわりにスイカ”というのは、アーユルヴェーダ的には理にかなっていて、スイカはピッタをバランスしますので、胸が焼けるようなムカムカもスッキリするんでしょうね)






そのほかの出来事 - - -


感情の変化や食の好みの変化など、

それまでに経験したことのない 身心の移り変わりを観察できました。

  

ホルモンの変化の影響で 

なんでもない時なのに涙が出たり

やけに怒りっぽくなったり

ちいさなことに 溢れるほど感動したり。



からだも すごく柔らかくなっていきました。





プラーナーヤーマや瞑想をすると少しつわりが楽になったりして

深い呼吸とひとりの静かな時間にも  たくさん助けられました。








あと、昨年インドから帰国する際、

妊娠に備えて オイルやらハーブやらをいろいろと持って帰ってきていまして。




妊娠初期に使うハーブ Durva もそのひとつ。




Cynodon dactylon 2.jpg
wikipediaより


Cynodom dactylon HC-1950.jpg
wikipediaより




日本名は、ギョウギシバといいます。
(学名:Cynodon dactylon)

地面を這うように生息している植物。 

海岸などで、見かけたことありませんか?




以前のブログで紹介した↓のハーブです。

中央左よりにある細い葉っぱ




このDurva、トゥラシ(ホーリーバジル)と同じくらい神聖なハーブだそうで、

アーユルヴェーダでは 皮膚疾患や血液の病気などをはじめ  様々な症状に使いますが

女性には 子宮を強くしたり  流産予防に使ったりもします。




わたしは、安定期までの間、粉状のDurva 小さじ1/4を 

少量の水で溶いてペースト状にして、毎朝  摂取していました。



つわりがありますので

このDurvaペーストを口に入れたときの気持ち悪さったら、、、

飲み込んでも ハーブは口の中に香りが残りますのでね…笑



でも しばらく時間が経つと、 胸のムカムカが治まってくるんです。




それもそのはず


Durvaは ピッタをバランスするんですね。
(基本的には↓V/P/K ですが、特に↓P/K)

胸の灼熱感を なだめてくれる。



Durvaに助けられて  ムカムカが治まってきた午前中に

パパ~っと いろんな仕事を片付けたりしたっけな〜



今となっては  苦く懐かしい思い出です。





あ、そうそう、Durvaはガネーシャ神と縁が深く、

興味深いストーリーがあるんですけど、

またこれも機会があれば書きたいと思いますー