2014年1月20日月曜日

女性力


大寒を迎えましたね。

おおさむこさむ
庭の草木も きゅっと縮こまって寒そうです。


しかし  今の時期はインドにいる年が多いので
先日降った 久々に出会う舞雪には
ついお熱をあげてしまいましたっ。



さて  ここ数日間、
妊婦の方のためのヨーガ、
また、自然出産について学ぶ機会に恵まれました。

予てからきちんと見なおしてみたかったテーマです。


日本でのヨーガ人口は
圧倒的に女性が多いですが、

ヨーガに求める対象がなんであれ、

女性がヨーガと親しくなっていくのは
とても良いことだと思っています。

もちろん意欲ある男性ヨーギーも
もっと増えてきたらなと思っていますが。


現代社会では女性の多くが男性並に仕事をこなし
社会的にも経済的にも大きな責任を負い、
活躍される方が増えているのが現状。

今の社会現場を生きる女性のなかには
自らのからだやマインドを男性化させていって
世の中に適応しようと がんばってがんばって生きていこうとしている人が少なくないですね。


そして度が過ぎると
自律神経が乱れ、ホルモンバランスが不調和になり
月のリズムと共に生きてきた女性特有のバイオリズムが
おおきく崩れてしまいます。

性差別ではなく
おとことおんなの区別を 認識することは大切で、

女性に叶えられた唯一のはたらきは
自身のからだに もうひとつの命を育めるということ。

実際に妊娠を経験できなくても
マザーアースというように
どの女性にも 本来は命を育む能力があるのです。


マタニティヨーガとしては
骨格構造の理解や 筋肉の使い方、
姿勢への意識、呼吸への意識、重力などを、
型(カタ)として利用していくことが可能です。

妊婦さんにとって
それはとても秩序に沿った、素晴らしいヨーガです。


ただ、何度もいいますが
どの女性でも(子供を持つ 持たないにかかわらず)、
理解していくことができる「女性力」があります。

女性に備わった
自然本来のエネルギーを最大限引き出し 、
自然からいただいたそのチカラを
ありがたくきちんと使い切る

そんなことができる魅力的な女性が
少しでも増えていけば

わたしは 世の中変わると本気で思っています。


今回の学びの中で、
そんな思いを改めて強くしたのでした。












2014年1月14日火曜日

すこしずつ、春の養生 続続


さて、
カパをバランスさせるには どうすればいいでしょうか


ライフスタイルにおいては
まずからだを冷やさないことが大切です

冷たい食べものを避けたり
お風呂はシャワーで済ませず 湯船にしっかり浸かりましょう
(頭部が冷えないように、濡れた髪はよく乾かします)

あと 足湯もオススメです


そして運動で からだの中から温めていきましょう

脚の付け根から 長く大きく歩幅をとって
リズムよく歩きます
朝の時間帯(6時から10時までの間)のウォーキングが理想です

もしくはアーサナ、太陽礼拝もいいです◎


朝6時までに起きて活動できれば
一日が充実します


昼寝はできるだけ控えましょうネ

どうしても睡魔に勝てないときは
イスに座ったままのお昼寝にします



食事に関する養生では

即効性があるのは
夕食を早めに  そして軽めに済ませること

そうすることで
からだのなかに未消化物が溜まりにくくなります


食べ物は  一日をとおして
油の多い食べ物や動物性食品、乳製品
甘味、酸味、塩味の強い食物
冷たい食品を避けること


これから春になると山菜が旬になってきますが
山菜の苦味はカパの調整にとても良いのです

葉野菜や花野菜、豆類などの
苦味や渋味のあるものもおすすめです


そして、スパイスww

日本の生薬で馴染みのあるものでしたら
ショウガ(ドライジンジャーがあればベスト)やコショウ、
ターメリック(ウコン)

特にターメリックは、中医学の観点からみても
春にダメージを受ける肝(気の流れを司り、消化を助けたり、血液を貯蔵したり調節する働き)をケアしてくれる
とってもありがたいスパイスです
自律神経の調整にも
有効といわれます


あとは、手に入るならば
クミン(消化力を高める)
シナモン(消化不良、関節の痛み)
マスタードシード(鼻炎、関節のこわばりに)
セージ(鼻炎、肺の浄化)
オレガノ(風邪や咳)
タイム(咳)
などなど・・・


台所でもカパバランスを意識して
上手に調理してみましょう



なにごとも
こつこつ

人生は実験です

生活の中で
試すことを楽しみながらいきましょう!



2014年1月13日月曜日

すこしずつ、春の養生 続


ぽかぽか
自然界に陽気が増してくる 春

淡色の花が咲き
虫や鳥たちも活動を始める季節

重いコートを脱いで

気持よく伸びをして

ハツラツとした気分で
外へ出かけたいけれど・・・


実際は
春に体調を崩してしまう方が
とても多いのです


なぜでしょう?



養生の世界では 
ひとつ前の季節のインバランスが
いま現れている不調につながる、
という考え方をします

春の体調が優れないということは
ひとつ前の季節、つまり冬のあいだのライフスタイルや食生活に
どこか不調和が潜んでいたかもしれません


冬は寒く乾燥しているので
からだはギュッと縮んで熱や水分の放散を防ぎ
体内に熱を生み出そうと 消化力や代謝をあげようとします

火を強くするためには薪をたくさんくべる必要がありますが
それと同じように 
多めに食べ物を摂取することで  からだはそれをエネルギーにして
熱をつくり 寒さに対抗しようとします

冬はなにかとイベントも多く
すでに胃腸がオーバーワークになっているにもかかわらず
ついついごちそうにお箸がのびて
過食気味になってしまいます

そんな状態を続けていると
消化しきれない未消化物質がどんどん溜まって
その不純物(アーマ)によって からだもこころも重くなっていきます



やがて徐々に気温が高くなり陽気が増すと
からだはすこしずつ緩んでいきますね

氷が熱を帯びると 溶けだして水に姿を変えるように
固まっていた不純物・毒素も 自然界の陽気とともに溶け出し
身心に症状として現れてきます


からだのだるさ、頭痛、めまい、気分の落ち込み、
アレルギー症状(花粉症、鼻炎など) 、動き(反応)の鈍さ、
ウイルスや菌に弱くなる etc

春によくみられるこういった症状は
冬に溜め込んだ不純物・毒素が
春に表面化して現れてくるためなんです

性質的には
カパ(質:水 と 土)のインバランスとして扱われます


これをアーユルヴェーダでは
「春はカパが増悪する」とよんでいます


カパが憎き悪者になってしまわないように
早めの対処、バランスをしていきます



つづく







すこしずつ、春の養生


LET'S LOOK AT THE EARTH !
水仙の蕾がぷっくり
チューリップの芽がひょっこり顔を出している!


LET'S LOOK AT THE SKY !
遠い空に 梅の蕾が愛らしい


LET'S LOOK AT OUR SELF !
そろそろ解毒と浄化をはじめよ〜!




2月4日は立春ですが
立つとは始まりの意味で、この日が春の始まり。
あたらしい季節と一年がはじまる日。

月の暦では、この日から立夏の前日(5月4日)までを春と捉えます。


まだ寒さが続きますが
気持ちの中では すこしずつ春に向けて生活を切り替えていきたいところ。


わたしはもうすぐインドですので、

皆さんがセルフメンテナンスできるように
日本の春の養生法を
すこし書いておこうと思います。


つづく


2014年1月12日日曜日

第3期アーユルヴェーダ基礎講座      受講生募集中

すでに HPでお知らせしていますが、

アーユルヴェーダ基礎講座の詳細が決まりました!

http://yoga-do-tsuchi.com/ibaraki/event/2014ayurveda.html






講座期間は
2014年5月〜8月の4ヶ月。


5月初めにインドから帰国予定ですので、
帰ってきたら すぐやります!



今回の渡印中、
クリニックでドクターの元、しっかり研修させてもらう予定ですので、

講座では
基礎内容 + より実践的な学びをお伝えできると思います!

どうぞお楽しみに◎


遠方の方や  通える距離でも外出が難しい方は
オンラインでのライブ受講も可能です。
どうぞご利用くださいね。


インドで
アーユルヴェーダトリートメントや
パンチャカルマ(アーユルヴェーダの浄化療法)を
体験してみたい方は

講座終了後、講師の通訳付きインドトリートメントツアーに参加可能です。
(ツアーの時期は、参加希望者と共に相談していきます。)


2012年 年末〜2013年 年始のツアーの様子は
こちらから↓
http://yoga-do-tsuchi.blogspot.jp/2013/01/blog-post_5.html


医聖スシュルタによる耳の形成外科手術(1000BC)



今後しばらく、基礎講座の開催予定はありませんので、

この機会にうまくタイミングが合う方は、
ぜひ 最古の伝承医学に触れてみてください。

この世界の 美しい生きたカラクリが
アーユルヴェーダを通して 鮮やかにみえてきます。



人と自然界との関係性において

調和とは何かを、体験を通して、学んでいきます。



土の庭 Spring









2014年1月8日水曜日

あたらしい一年


2014年が始まりました。


今年一年も
平和でありますように。


いつもの日々を
平和な日々を

ありがたく感じられますように。


ていねいに
呼吸して

ていねいに
話して

ていねいに
歩いていけますように。





2014年1月2日木曜日

The Invitation / 招待


あなたが生活のために何をしているかは、どうでもいいことです。
私は、あなたが何に憧れ、どんな夢に挑戦するかを
知りたいと思います。


あなたが何歳かということも関係のないことです。

あなたが、愛や夢や冒険のためにどれだけ自分を賭けることが
できるか知りたいのです。


あなたがどの星座の生まれかということもどうでもいいことです。

あなたが本当に深い悲しみを知っているか、
人生の裏切りにさらされたことがあるか、
それによって傷つくのが 怖いばかりに
心を閉ざしてしまっていないかを知りたいのです。


あなたが、自分のものであれ、人のものであれ、
痛みを無視したり、簡単に片付けたりせずに、
それを自分のものとして受け止めているかどうかを
知りたいのです。


また、喜びの時は、それが私のものであれ、
あなたのものであれ、心から喜び、夢中になって踊り、
恍惚感に全身をゆだねることができるかを知りたいのです。

気をつけろとか、現実的になれとか、
たいしたことはないさなどと 言わずに。


私は、あなたの話すことが本当かどうかには関心がありません。

私は、あなたが自分自身に正直であるためには、
他人を失望させることでさえあえてすることが
できるかどうかを知りたいのです。

たとえ、裏切りだと責められても、自分自身の魂を裏切るよりは
その非難に耐える方を選ぶことができるかどうかを。


たとえ不実だと言われても、そんな時にあなたがどうするかによって、
あなたという人が信頼に値するかどうかを知りたいのです。


私は、あなたが本当の美がわかるかを知りたいのです。

それが、見た目に美しく見えない時でも、
毎日そこから本当に美しいものを
人生に汲み上げることができるかどうかを。

私は、あなたがたとえ失敗しても、
それを受け止めてともに生きることができるかどうか、
それでも湖の縁に立ち、銀色に輝く満月に向かってイエスと
叫ぶことができるかどうかを知りたいのです。


あなたがどこに住んでいるか、どれだけお金があるかはどうでも
いいことです。

それよりも、あなたが悲しみと絶望に打ちひしがれ、
どんなに疲れ果てていても、また朝がくれば起き上がり、
子供たちを食べさせるためにしなければならないことをするか
どうかを知りたいのです。


あなたが誰を知っているか、あなたがどうしてここに来たかは
関係ありません。

私とともに決してひるまずに炎の只中に立つことができるか
どうかが知りたいのです。


あなたがどこで、何を、誰と勉強したかはどうでもいいことです。

私が知りたいのは、皆が見捨ててたった一人になった時、
あなたの 内側からあなたを支えるものは何かということです。



私はあなたが自分自身としっかり向き合い、
その何もない時間の中にいる自分を心から愛しているのか
どうかを知りたいと思っているのです。

 

オライア・マウンテン・ドリーマー (ネイティブアメリカンの長老)







 It doesn’t interest me
what you do for a living.

I want to know
what you ache for
and if you dare to dream of meeting your heart’s longing.

It doesn’t interest me
how old you are.

I want to know
if you will risk looking like a fool
for love
for your dream
for the adventure of being alive.


It doesn’t interest me
what planets are
squaring your moon...

I want to know
if you have touched
the centre of your own sorrow
if you have been opened
by life’s betrayals
or have become shrivelled and closed
from fear of further pain.


I want to know
if you can sit with pain
mine or your own
without moving to hide it
or fade it
or fix it.


I want to know
if you can be with joy
mine or your own
if you can dance with wildness
and let the ecstasy fill you
to the tips of your fingers and toes
without cautioning us
to be careful
to be realistic
to remember the limitations
of being human.


It doesn’t interest me
if the story you are telling me
is true.

I want to know if you can
disappoint another to be true to yourself.

If you can bear
the accusation of betrayal
and not betray your own soul.
If you can be faithless
and therefore trustworthy.


I want to know if you can see Beauty
even when it is not pretty
every day.
And if you can source your own life
from its presence.


I want to know
if you can live with failure
yours and mine
and still stand at the edge of the lake
and shout to the silver of the full moon,
“Yes.”


It doesn’t interest me
to know where you live
or how much money you have.

I want to know if you can get up
after the night of grief and despair
weary and bruised to the bone
and do what needs to be done
to feed the children.


It doesn’t interest me
who you know
or how you came to be here.

I want to know if you will stand
in the centre of the fire
with me
and not shrink back.


It doesn’t interest me
where or what or with whom
you have studied.

I want to know
what sustains you
from the inside
when all else falls away.


I want to know
if you can be alone
with yourself
and if you truly like
the company you keep
in the empty moments.



By Oriah © Mountain Dreaming,
from the book The Invitation
published by HarperONE, San Francisco,
1999 All rights reserved