2013年8月31日土曜日

ヴェーダを生きる


三千年も  四千年も 昔


命を継いで  太古ヴェーダの世界を 

今も 生きている 神木




存在が 教えてくれること



かすかな振動に 耳を澄ませて


鼻の粘膜をさわやかにノックする 緑葉の刺激


立ちこめる霧


聴こえた じぶんの脈動



自然に 両手を合わせていた




初めて お会いした時から
もう 10年以上 経っていたなんて



いろんな思いが蘇る


大切なものと 繋がれる 
特別な時間




この度も、ありがとうございました



Om.





2013年8月14日水曜日

猛暑レメディ その弐


暑いのが、夏。

そういうもんなのですがね。

熱中症やら日射病やらで  今大変なことになっていますから、

最低限のセルフケアは  実行していきましょう。


ということで、
アーユルヴェ−ディック 猛暑レメディ、其ノ二です。



2.ピッタを沈静化する生活を心がける

ピッタは、熱、微油、乾燥、鋭、軽  などの属性があり、
ピッタが憎悪するということは、これらの属性が盛んになるということです。

たとえば、この季節 ピッタが憎悪した場合に現れる症状として、
・異常に汗をかく
・赤い湿疹やじんましんが出る
・目の充血
・胸やけ
・下痢
・口臭や体臭
・胃の不調  
・気分のイライラや批判的な態度  
 などがあります。

 では、これらの症状の緩和のために、ピッタをバランスさせる方法として、以下のような実践がオススメです。


・からだにもこころにも、休息を十分に与え、日中の密な活動は 暑い時間(おもに10時から14時)には控える
・闘争的な事柄(アクションやホラーの映画、長時間のディスカッション、競技など)を避ける
・パソコンなどで目を酷使するのを出来るだけ避ける
・月光浴や野山の自然に触れる
・冷性で甘味のあるアロマ(ローズ、白檀、ジャスミンなど)を使う
・ココナッツオイルやオリーブオイルで、オイルマッサージ
・水の中でゆったり泳ぐ
などなど。


暑い時間帯のお昼寝も有効です。 (短時間に限る)


都会では  コンクリートの輻射熱や室外機の温風、排気ガスなどで、
居てもたってもいられない 暑さですよね。

建物内はどこもかしこも 冷房地帯と化しています。

そんな中で毎日働いておられるオフィスワーカーの方々は、自然界の法則に沿わない環境下で生活していることになりますので、また上記の項目とは違った夏の生活術が必要です。

そう、そんな方々のからだは、思っている異常に冷えているんですよ。

バスタブにゆっくり浸かって、身心を温めたり、
睡眠時間を十分確保したり、
重く甘みのあるアロマ(イランイラン、ローズ・ゼラニウムなど)を使って、リラックスします


個人の生活スタイルに合わせて
夏の過ごし方も、もちろん変化します。







2013年8月10日土曜日

猛暑レメディ その壱


ここのところ  炎暑ですね


土の庭には 大きな木がいくつかありますが
頭蓋にヒビが入りそうなくらい 
毎日  蝉たちのキールタンが続いています。


外で泳いでいるメダカの一家が
茹で上がってしまっていないか 心配になりますわ。


さて
夏から初秋にかけては 火のエネルギーが増し、 
からだやこころにその要素が蓄積していきます。

アーユルヴェーダ的には「ピッタが憎悪する」と言います。

こんな猛暑の日が続くと、身心にピッタが激増してきますわね。

火が燃え盛り 身心が火事と化してしまわないように、
ピッタをバランスさせる 猛暑レメディをいくつかご紹介です。


1.ピッタを沈静化する食材をとり入れる

燃え盛る火のエネルギーの影響で、いまの時期は 消化力や代謝が乱れ、胃腸に症状が出やすいんです。

ピッタをバランスさせる食材を うまく食事に取り入れていきましょう。

オススメ食材やハーブ:緑豆(ムングダル)、ココナッツ、ゴーヤ、スイカ、甘い紫のぶどう、メロン、洋なし、ギー(精製バター)、バターミルク(自家製ヨーグルトと水を同量で割ったもの)、質の良い牛乳、オリーブオイル、ズッキーニ、セロリ、キュウリ、カリフラワー、オクラ、ビーツ(調理されたもの)、かぼちゃ、コリアンダー、パクチー(コリアンダーの葉)、フェンネル、ミント、アロエ etc

注意!
・メロン…  単独で食すること(他の食べ物と一緒に摂らない)。夜や曇りの日は避ける。
・乳製品(ギー以外)… これも出来れば単独で食べたほうがお腹に親切。

苦味、甘味、渋味 の性質を持つ食材は、
火の性質を持たないため、ピッタをバランスさせてくれます。


前トピックでご紹介しました インゲンも、
甘味と渋味がベースなので  ピッタを鎮めるお手伝いをしてくれますよ。


こちらは 土流バターミルク
程よく煎ったコリアンダー&フェンネル&クミン
これらをすり潰して
自家製ヨーグルトと水と撹拌し

自家製あわあわバターミルク

美味〜



では 反対に
控えたほうが良い食材やハーブ: アルコール、カフェインの入った飲み物、肉・魚全般、フライもの、市販のヨーグルト、辛味のスパイス(チリなど)、ゴマ油、卵、ナッツ類、海塩  etc

中でも、アルコールや酸っぱいヨーグルトは、ピッタをドーッと増やします。

夏は つめたく冷えたビールと 揚げ物やスパイシーカレー、がお好みの方。
・・・
前向きなアドヴァイスとして、
常温ビールとヒマワリの種(ナッツですがこれは例外)のおつまみに、変えてみませんか〜;)))


火の要素を減らすというイメージで
冷たい冷蔵庫や冷凍庫の世界の食品を そのままお腹にポンと放り込んでしまわないように!

消化力が更に弱まり、さまざまな問題を引き起こします。

ちなみに、お醤油や味噌などの発酵食品も ピッタを上げますが、
これらは 私たちの生活に馴染み深い 文化食材ですので
過食しなければ 摂取しても許されると思います。


出来るところから(重要!)
楽しみながら(もっと重要!)
アーユルヴェーディック ・猛暑レメディ、
使ってみませんか?



続く…








2013年8月4日日曜日

インゲンマメ



この夏の アーユルヴェーダ栄養学講座での
Study Work の一環として

受講生に インゲン豆を 育てていただいています。


植物を 種から育てることは
生きものに対する繊細なセンスを養うことに繋がるからです。




ほとんどの方が
種から植物を育てることは初めてだったようで

みなさんのいろんなご質問から
わたしも 学ぶことが多かったです。



さて  そのインゲン豆達。

土の庭でも育てていましたが
いよいよ 収穫時期になってきました。






平さやいんげん。
つるなしです。

通常のインゲンと違い
くるくるした手を あっちこっちに伸ばしていかないので
栽培もお手軽なのです。


土の庭の野性的な環境でも
たくましく育ってくれました(涙)

ありがとう



この夏の味、 
ありがとうの味


いただきます。





胡麻和えで