2012年11月13日火曜日

アーユルヴェーダの神様


先日、アーユルヴェーダ講座の後に、インド料理クッキングクラスを開催しました。

インドから持ち帰ったオーガニックスパイスを使い、
お野菜も有機無農薬のものを使い、
もちろんアーユルヴェーダの知恵も盛り込みながら。

そして その日は、
アーユルヴェーダの神様・ダヌワンタリ神のお誕生日でもありましたので
プラサードも持ち寄っていただき、作った料理を捧げ、
マントラを唱えて、お祝いをしました。


ダヌワンタリという神さまは
叙事詩マハーバーラタに出てくる 有名な乳海攪拌というインド神話に登場します。

この神話、すごくおもしろいです。

大きな亀の王(アクーパーラ)を支点に、その背中に曼荼羅山を載せ、
大蛇のヴァースキ竜王をお山に巻きつけ、
その両端を 神さまチームと悪魔チームが
海の中でひっぱりあいっこしていくと・・・

海がしだいに撹拌されて

この世の生命のエキスが溶けて乳状になったその海の中から
ダヌワンタリ神は 不死の妙薬であるアムルタ(アムリタ)の入った薬壺を持って、
一番最後に じゃんじゃかじゃーんと 現れていらっしゃいます。
(これ以前にもストーリーの背景があるんですが割愛しています。)

ね。上の図の写真に、見えますでしょ
海や壺や、いかにもぉーという静かなるほほ笑みが。

日本で言う、薬師如来様なんですね。

ヴィシュヌ神の化身であり、
神々のお医者さまであり、
アーユルヴェーダの薬の神さま

ダヌワンタリ。



捧げたプラサードは

キチディ・じゃがいもサブジ・キャベツのポリヤル

韓国の伝統菓子 なんと手作り

自家製おみかん、ひまわりの種、生姜飴

Soan Papdi 知る人ぞ知る魅惑のインディアンスイーツ




健康の背後には、ダヌワンタリ(イーシュワラ)あり。
OmOmOm。



2012年11月1日木曜日

二年目のアリッサム

今日から11月。

カレンダーを めくりました。
今年もあと2ヶ月なんですね。


今年の間に、あれと これをやっておこう。
あれと これを準備して。
あの人と会っておこう。


師走に向けて、師でなくとも こころが走り始めていることに気づきます。


そんなバタバタな毎日の からだとこころのセルフケアに、
アーサナや呼吸法 Vedantaの瞑想に、 オイルマッサージ。

ちょっとの時間でも、自分ときちんと向き合い からだやこころを観察すること。


ていねいに観てみれば、ざわざわこころに起こっている出来事と
考えを支えている「わたし」とのあいだの ゆとりが、生まれてきます。

あら~ こころって、 なんて強力に「わたし」にへばりついていたんやろうって。


こころはこころの役割があって バタバタと忙しそうに働いているけれど、
それと 「わたし」は 別。

そんなことがわかってくる、という ゆとり。


リラックスという隙間。

リラックマならぬ、リラックスキマ。








アリッサム(別名:庭ナズナ)は、ほんのりあまーい香りで
寒い時期の庭を和ませてくれるのですが、

一年目は まだ きゅっとこじんまりの株なんです。

上手にお世話してあげて、二年目のアリッサムになると、
すごくゆったりと いーい感じで広がって咲いてくれる。

この無邪気なおおらかさと さりげなく甘い香り。

わたしは この二年目のアリッサムが とっても好きです。


彼女はきっと、リラックスキマを知っている。(と、勝手に思っている。)