2017年5月16日火曜日

苦いおっぱい



五月ですね〜

山が、萌えております。



更新がなくすみません。
しばらく体調を崩しておりました。。

はい。
インドワークからの疲労と、
新天地での片付け整理、
娘の新生活準備の疲れが 一気に押し寄せ、
夫婦ともどもガツンとウイルスにやられてしまいまして。。。

アーユルハーブのおかげで だいぶよくなりましたので
前回書いた、卒乳についてのおはなしをば。




「まぁ  ちょっとずつ、
はじめはお日さんが出てるときだけでも、
おっぱいやめて ご飯に変えてみよか」


なんて、夫婦ではなしていました。

入園をきっかけに、卒乳をしようと決めたけど、
入園までに完全に卒乳しなあかんとは全然思ってなくて。

ぼちぼち、親子にとって無理ないペースですすめようと思っていました。



が。




秘策は、ありました。

きっとこれなら そんなに長引かずおっぱいバイバイできる予感のする、秘策。

ドクターから教えてもらっていた、あの手。



アーユルヴェーダでは有名な、Neemというハーブ。

虫が嫌いなハーブでも有名です。

食べたことある方はおわかりだと思いますが
ニームは、すごく、苦い。

そのニームを煎じたオイル、ニームオイルを使うのです。

オイルを、おっぱいに塗るんです。


普通は(推測ですが)、卒乳するとき、
こどもがおっぱいを求めてきても、
母親は  「ごめんよ、もう今日から、おっぱいバイバイやで」って
言って聞かせるしかないですよね。

こどもがわかるまで。

もちろん、それまでに、
この日がきたらバイバイねって言い聞かせて準備しているんでしょうけれど。


でも。。。
やっぱり、どちらにとっても、辛い時間ですよね、きっと。


もちろん、わたしも、いろんな感情がありました。

でも、ニームおっぱいの場合、
実際こどもがおっぱい吸うつもりでニームを舐めて
(口に入るのはほんの少しですが)

こどもにとってはとてつもなく  苦いので、
自分から口をおっぱいから離してしまいます。

味覚という知覚からこどもに理解させるので、早い。
おっぱい=苦くなった=飲めない という理解が、早い。


びえぇぇぇぇぇええええええ!!!


なんじゃこりゃ〜〜〜〜〜〜!!!

という顔をしますケド。


そのあと
飲みたいのに、飲めない…  もがきのなんともいえないせつない表情も。。


目の前に、最もすきなものがあるのに、得られない。
その葛藤から、もちろん泣いてしまいますし、
こちらも うんと辛抱どころな瞬間はいっぱいありますけれども。


でも想像していたよりずっと早くおっぱいをバイバイできたのは
お互い 辛い時間が少しでも少なく済んだので、良かったかなと思ってます。




我が家の場合は、
お日さんでてる時間だけどころか、初日から一日中おっぱいバイバイ成功。
次の日も。次の日も。


そんなにスムーズにゆくとは思っておらず、ありがたい誤算。


でもその割りとあっけない感じに、わたしの気持ちの整理のほうがついて行けず、
ちょっと感傷的になったり、
夜中の断続睡眠からオサラバできるありがたさにテンション持ち直したり。


卒乳初日からしばらくは
おっぱいロスで寂しくならないように
いつも以上に抱っこやハグして、一緒にたくさん遊んで、
スキンシップで一日を満たすようにしました。

どこに行くにも、ポケットやかばんに ニームオイルを忍ばせて。
求められたら ちょちょちょっと塗って。


でも ちゃんと学んでるんですよね。
もう、おっぱい=苦い って知ったんですね。
2日目くらいからは、おっぱいに口をつけなくなりました。
おっぱいの前で、ジーっとみて、考えて、自分から母の服を下ろします。

「せ、せつない・・・ (;_;) 」


ほんとに、母のこころのなかは いろんな思いがグルングルンしていましたよ。


でも、これは、今の娘にとって、次の成長の扉を開くときなんや、
まさに今彼女の全身の細胞がとてつもなく分裂しているはず…! と
考えを納得させ、今しかない娘の姿を目に焼き付けていました。


おっぱいバイバイなんて、
長い子育ての中ではちいさなことなのかもしれないけれど、
わたしたち親子にとっては とてもおおきな行事でした。

ひとつひとつの娘の行いに、きちんと理解があり 意味があるのだと、
あらためて教えてもらえました。


こんな経験も、母ならではのこと。

母さんという役割は、ほんとに 尊くありがたいのですね。







さて、ニームおっぱいのもうひとつの利点は・・・

授乳を止めると、2,3日のあいだ、
(圧を抜いてても)おっぱいがカチコチになりますが、

その熱をもったカチコチの胸部に、冷性の質を持つニームオイルを塗ることで、
おっぱい周辺をクーリングしてくれるんです。

まぁ クーリングにはキャベツ湿布も効きますけど、
外出の際にキャベツを下着の中に忍ばせていくのは…ね…


あと、ニームは肌にも良い!

いいことづくしです!


あえてひとつ難点を挙げるとすれば


・・・独特の  におい、かな。。






おっぱい卒業予定のある方、

ぜひ、苦い ニームおっぱいを、お試しください!!




あ、オイルは、できればオーガニックのものが おすすめですよ〜

(教室ではシェアもやってます。ご希望の方はご連絡くださいね)








ちなみに。

このニームおっぱいは、
ドクターのお母様もドクターの乳離れの際に使ったそうです^^
これも伝統、なのですね。





家の近所にて