2015年4月22日水曜日

たいせつなQ&A



「Why you want to have a baby ?」




子どもが欲しい と、

クリニックに相談に来たり

パンチャカルマを受けに来るカップルに



アーユルヴェーダドクター・スンダル氏が

必ず尋ねる クエスチョン。



「なぜ、子どもが欲しいのか?」





鋭い投げかけですね。




前にも書いたけれど、

子どもをもつ際に  夫婦揃って この投げかけにきちんと回答できることって

すごく大切。




結婚してるんやから  子どもができても当然、とか

家族が増えたら楽しいから、とか

両親を喜ばせてやりたい、とか


ドクターのクリニックでは 

みなさん なんとなくおぼろげに こんな答えかたをされていました。





さて、


昨年 ドクターのところへパンチャカルマを受けに行った

わたしたち夫婦にも当然、前述の質問がやってきました。



「Why you want to have a baby ?」





この質問は


「なんで 子どもをもたない人生を選ばないのか?」


とも言い換えられますよね



子どもができたら、当然ながら、 子どものいない人生とはさようならです。



ガンガーを眺めながら ゆっくり瞑想したり

時間をかけて テキストに向かってがっつり勉強したり

カフェでまったりとした時間を過ごしたり

ぼ〜んやり半身浴したり

座ってよーく食べ物を噛んで 食事を味わったり

ゆったり時間を使ってのアーサナタイム・・・


こんな今までの生活は しばらくおやすみ。




でもでも、



いまこのタイミングで 子どもと出会い、子育てを経験することによって

次の自分たちの成長が始まると思いました。


それがわたしたちの仕事であり、喜びなんだと。



子育てを通じて

子どもの中に  どんな秩序が働いていて どんな仕掛けがあって!? 

どんな自然のおきてが在るのかを 

観察し

実践し

いろんな困難を乗り越えて

楽しみや よろこびを  共有すること



 そして 子どもをどう育てるかという経験から

人に対する思いやりや共感力を育むこと




”子育ては親育て” といいますが、

こどもを育てることで 

親となる自分たちの考え方や感情・感覚の成長、理解を深めていければなと思います。






そして



ヨーガやアーユルヴェーダを伝えていくことがわたしたちの仕事ですが


今まで学んできたことを  一番身近になる人(娘)に伝えていくこと。


彼女に しっかり大切なことを伝えたい。




”7世代先の子孫のことを考えて行動する” という


ネイティブ・アメリカンに伝わる思想がありますが、



(まあだいたい200年くらい先のことかな?)



次にはじまる世代の人達や世界を想い

そのためにこれから自分たちができることとして


今、この一瞬一瞬に、 子どもに、家族に、

自分の行いを通して 大切なものを伝えていきたい。





もちろん、クラスや講座へ足を運んで下さる方々にも。







と、こんなかんじで 

ドクターの質問に 簡略的に答えたら、


「OKー、 じゃあ あなたたちは  さっそく明日からギーね〜」

※ギーとは 精製されたバターのことで、パンチャカルマでは様々なハーブのエキスも混じったギーをごくごく飲まされます。 ありがたくいただきます…。 
個人差はありますが、だいたい、ギー飲みは、パンチャカルマ開始 数日後〜数週間後くらいから始めます。



・・・・。




え?!  もう?!


わたしたち 昨日インドインしたばかりで

昨日クヌール(ドクターのいる場所)に到着したところで

昨日やっと荷解きしたばかりなんですけどぉ・・・





と、こんな様子で 昨年のパンチャカルマは幕を開けたのでした。




ではこのパンチャカルマの体験談、またの回にとしますね〜。








2015年4月6日月曜日

プージャと 毎日の子守唄




先週は 桜が 見頃でしたね。




わたし 桜を堪能できたのが

数年ぶり。



この季節、

日本は やっぱり  いいな、と

しみじみ思います。



草木の淡色に  

こころがや〜んわり溶け出して

いのちが芽吹くエネルギーを

おなかの奥から ズンと感じますよ。





そういえば


漢方の先生は

この時期の 桜の淡い桃色を


「あ〜  きれいやな〜〜」


と  素直に感じることが出来ていなければ

身心のバランスが崩れている証拠
(漢方的に言えば  ”肝”が弱っている)


と 言っていました。




みなさんは、いかがでしたか?!


◯ ◯ ◯




さて


前回のブログからお話が続きますが、

こどもを迎えるための「準備」について。



わたしたち夫婦は
二年前と昨年の2回にわたって、

インド・リシケシのダヤーナンダアシュラムで


あたらしく子どもを迎えるために

子どもを授かることができるように

プージャ(お祈りの儀式)を お願いしました。



日本では

神社などでの子宝祈願に相当するのかな。





儀式を執り行ってくれる数名のプジャリさんに従って


わたしたちは

ガンジス川や  シヴァテンプルの側で

数時間

マントラを唱えたり

供物を捧げたりして


これから 迎える子どもについて

いろいろと想いを巡らせ お祈りしました。



プージャのはじまる前









細い葉っぱ:このプージャでは不可欠なDurvaというハーブ





バラの花びらなどの供物を捧げます








奥に見えるのは  ガンジス川






























そして

先生から教えて頂いた

お祈りの ことばたち



カタカナ表記や訳は
間違ってるかもしれませんが…



サンプールナ
(満ち満ちている)

アーユフ
(長寿)
アーローギャ
 (健康)

アイシュヴァルヤ
 (富)

ヴィッディヤ
(学び)
 
メーダー
(知性・理解)

サングナ サンパッティ
(良い性格)





これらを識って 

わたしたちのもとにやってきてくれますように




毎日

授かったマントラを唱える前に

このことばたちとともに 念じなさいと

教えてくださいました。





・・・ということで

アリなのかは分からないけれど

生まれてきてくれたら 子守唄代わりにしようと

勝手に メロディーを付けて


毎日 念じておりました〜。






ちなみに

産後 娘にこの歌をうたうと(お祈りを唱えると)


「この歌、知ってるで」


という 顔をします。


(あ、 そう見えるだけ?)