2013年6月5日水曜日

ぼちぼちが良ろし



毎年 この季節は 体調が思わしくないわたくし。


なぜでしょう?

漢方的にみると  からだのなかの水分が停滞しやすいので(冷えると特に)
この時期の湿度がつくる湿邪という邪気にやられてしまうから。

そうなると  胃腸に症状が出てきます。


毎年インドからこの時期に帰ってくることが多いのですが、
アーユルヴェーダ的な見方をすると
向こうで溜まったピッタが  日本に帰ってきた時に悪化するんですね。
ピッタが憎悪すると、これまた胃腸にダメージが出てきます。

この インドから帰国した後の ピッタが憎悪するタイミングと、
これから夏に向かって  ピッタが増えていく時季的な要因と、
上記の湿邪にも弱いという理由から、

消化器系にトリプルパンチを浴びせてしまうのですよ。


これが 結構たいへん。



しかし しかし。
アーユルヴェーダの法則にしたがって 日々生活を正しはじめてからというもの
年々、症状が軽くなってきているんですよねー。

こんな些細な変化ですが
からだの様子が変わっていくのを観察できるのは、ある意味ありがたいこと。

身心に具合がわるいところがあると
そこをなんとかしたい
より健康にやっていきたい と、
いろいろ勉強したり 実践して 
時間をかけてでも じぶんの身心を通して学んでいけるから。

こんな経験が 時として誰かのお役に立てたりしますからね。


理想とする状態ばかりを追いかけて 今のじぶんを見て見ぬふりより

調子悪くても、
落ち込んでても、
思うようにいっていなくても、

そんな今の状態を  そういうことなんや と、
見ていてあげることって
すごく大事。

落ち着いてきたら  時間が助けてくれることもあるし、
たとえ長い時間がかかっても   
楽にさせてくれる方法を 少しずつでも学んでいくことだってできる。

目先にとらわれずに
ぼちぼちのペースで それぞれのマイペースで
進んでいくベシ。


Qui va lentement va sûrement, et qui va sûrement va loin.
ゆっくり行く者は  遠くへ行く



わたしは  インドの牛と 紫陽花を這うカタツムリを 見習います。






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