2013年2月3日日曜日

 春


みなさま
お元気で 日本の冬をお過ごしでしょうか。

こちらインドは
へんな気候です。

朝晩は寒く、昼は暑く、
花粉は飛び、トンボが飛び、
あじさいと ツツジと ハイビスカスが同時に咲いております、、、

こんな状況、水木しげる氏ならきっと
「おもちろいね」
と、言うでしょう。


ははは  こんな前置き、どうでもいいですね〜笑


さてさて、おかげさまで、
アーユルヴェーダの学びは 毎日とても充実しています。

たくさんの情報が 言葉のかたちをして
ドクターから溢れるけれど、

大切なことは その言葉がどこに向かっているかということ。


この世界やわたしたちのからだやこころが、
どんな仕組みで
どんな秩序を通して なりたっているのか。

そのバランスが崩れたら、どうやって またバランスに導けるのか。

とてもロジカルにアーユルヴェーダは教えてくれます。


でも 学ぶ者にとって 一番大切なことは、
治療や養生や健康がゴールではないと、「気づいている」ことです。


もちろん 上記のもろもろはものすごく大事だけど、
それだけがアーユルヴェーダを選んでいる目的になってしまっては
あまりにも残念。


それらを支えている 「世界」や「わたし」って、そもそも なんなんやろ?
っていう探求が、同時に必要なのです。


子供のとき遊んだ人生ゲームの中では 
旅行をしたり、お金持ちになったり、健康になったり、
いっぱいドラマがありましたが・・・

心身のバランスが崩れて 困ったときに助けてくれるのが
ここでは アーユルヴェーダという”カード”なんですよね。
 カードをめくるとそこには、
 「これを手に入れて、こうこうしたらうまくいきます」
って書いてある。
そして、ちいさなプラスチックのアイテムをゲットして
くるくるルーレットを回しながら
コマを進めていくわけです。

とことこ 後戻りもしながらも、なんとかゴール!!
(わたしは一度もゴールしたことないけどネ・・・)

そして 成就できて 幸せで健康になれてハッピー♪


でもこれは、ヴェーダの人生ゲームだったんですね。


ヨーガやヴェーダーンタ用の人生ゲームってのが
もしあるとすれば、
ヴェーダ(アーユルヴェーダ)の”カード”も もちろん含まれているけれど
ゴールが違うんですね。

そのゴールは、「わたし」や「世界」を知ること。
幸せの意味や、健康の意味を、知ること。


人生ゲームで、
人生を楽しく ほんとうの意味で豊かに生きていきたいなら、
辛いことがあっても それを知恵に変えて賢く生きて生きたいなら、
どうせだったら
ヨーガ・ヴェーダーンタ用の人生ゲームで遊びたい!



・・・と つくづく、
ヴェーダーンタに触れていられて 良かったなと思います。

ヴェーダーンタがあるからこそ、
アーユルヴェーダの さまざまな実践的な生き方が
花開いてくるわけですね!



ところで、花開くといえば。
明日はいよいよ立春ですね。

寒い中にも 自然のなかに かすかな春の気配を感じるのではないでしょうか?

冬眠中のくまさんも、クマザサを食べに そのうちほら穴から出てきますね、きっと!

(ちなみに、クマザサは漢方薬でジャクと言います。
解毒作用が強く栄養も豊富な薬草で、
くまさんは 冬で鈍った心身を浄化し 栄養を補うために、好んでそれを食べるそうです。)




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