2016年10月6日木曜日

バタバタヴァータ

季節は、秋。

キリッと冷たく
がさがさ乾燥し
ごわごわ粗く
あっちへこっちへ変動し
そして すぅーーっと冴え 澄み渡る、質。

秋や冬には、風と空の要素で成り立つ、ヴァータドーシャというエネルギーが
主に自然界を支配します。


わたしたちのからだもこころも、
季節の質を纏い、ヴァータのエネルギーが増えていきます。

みえてくる症状としては、

からだ冷えてくる
消化不良気味
ガスが増え 便秘がちになる
こころはカラッとドライになる
髪やお肌は乾燥してきて
特に手や足の関節部などはかさかさゴワゴワしてくる
考えがクリアに冴えてくる一方、
くるくる思考が巡り 心配や不安も増える
睡眠トラブルが増える
頭痛や腰痛

など。


これからの季節、アーユルヴェーダでは
このヴァータドーシャの質と反する質を生活や食事に取り入れることで
身心のバランスを図ることが出来るといいいます。


その反する質とは、
温かさ
柔らかさ
油性
甘さ
適度な湿度
滑らかさ
重さ
安定性

といったものです。


たとえば、小腹がすいたときに、
サクッと食べれる流行り(手軽にチョコっと齧れる便利さも受けてるのかな)のグラノーラバー。


これは、固くて乾燥していてゴツゴツザラザラしています。

まさにヴァータ的な食べもの。

なので、これからの時季 グラノーラバーを食べると、ヴァータドーシャが身心に増悪し、上記のような症状を発する因子となります。

もしグラノーラバーを食べるなら、それと反する質を持つホットミルク(品質の良いものを選んで)にシナモンやジンジャーパウダーを入れて飲むのがおすすめです♪
スパイス入りのチャイでも。

そうやってバランスすることで、プラマイゼロ。 
少なくともヴァータを悪化させることにはなりません。



あれもだめ、これもだめ、という養生法は、個人的にあまり採用したくないので、
みんなそれぞれがマイペースに 出来るところから無理なく取り入れられるアーユルヴェーダの知恵を学び広めていきたいのです。




牛乳のほか、バランス対策として積極的に摂りたいものは

ギー(精製バター)
アーモンド(皮剥いてね〜)
ごま(よく噛んで!)
根菜類
玄米(60℃以上のお湯に一晩浸けて、つまり発芽させてから炊いたもの)
小麦(パンではなくあったかいおうどん!)
ジンジャー
フェンネル
クミン(摂り過ぎはNG)
リコリス
クコ

などなど。


しまった!うっかりからだ冷やしてしもた!
冷たいもの食べすぎた!
ってときには、↑のどれかひとつでもチョイスしてお口に入れてあげてください。
温かいスープで、あるいはお粥などにして摂るのがおすすめです。



適度に歩いてお腹から温めたり、アーサナしてからだをほぐしたり、
湯船にじんわり浸かったり、
オイルマッサージしたり、
アロマや音楽でリラックスしたり、


反ヴァータ的な要素も
意識して取り入れてみてくださいね




浮足立ってバタバタしてくる
バタバタヴァータの季節

足腰どっしり、腹据えて、こころのメモリ容量アップで穏やかに参りましょう〜







かぼちゃとクコの実のギー炒め

ギーで かぼちゃを炒めるだけの超時短な一品。
スパイスはクミンとターメリック、味付けは岩塩とお醤油を風味程度にちょびっと。





旬のりんごで、かんぱーい!


りんごが美味しい季節になりました。

もっと寒くなってくれば、りんごとレーズン、シナモンを一緒に煮たりして、
少し火を入れてあげると食べやすく消化良いですね!








家の近くから。

最近  キラキラしたりするものを見て
「ちえー(きれい)ねー」 と、言う娘。



燃えるお空も、「ちえーねー」。






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